日本のテニスプレイヤーで若手と言われる連中の年齢という
のが20から23ぐらい。先日、行われたAIGオープンの
女子のベスト4に入った連中というのはミドルティーンから
ハイティーンでした。

そんな年齢層のプレイヤーが世界を周り、非英語圏の
連中なのに英語を話し、自分に必要なモノ、足りないモノを
自覚して、常に欲を持ち、あきらめが悪く、戦いの日々を
送って果実を得ようとしています。

日本で若手と呼ばれる連中にはあまり男子も女子も
可能性を感じないのですが、日本で呼ばれる若手の
世代のもうワンジェネレーション下の森田あゆみには大化けする
可能性を感じますね。

まだ、彼女は十五歳。そして、杉山愛のスタッフがかなり
彼女の周りにいて、経験と実戦を五感でしっかり感じ取った
スタッフが今の、そして近い将来の森田あゆみに必要なこと、
やるべきことを指南しているようです。

全日本選手権という世界のツアーとは関係なく存在している
大会ですが、彼女は決勝にたどり着きました。もちろん、
全日本で満足することなく将来へのステップのために
勝って栄冠と共に何かを得て、世界を舞台にしていって
欲しいものです。

閉塞感や停滞している状況を変えるには、とんでもない
エネルギーと若さと力を持っている人が必要なのでしょうが、
テニスの中継から地上波放送が遠のき、セイコースーパー
テニスやトヨタプリンセスカップがなくなり、多くのテニ
スコートがフットサル場になっていたりする現今に森田あゆみ
という未来の可能性と若さと元気とエネルギーと少々の毒を
有している少女のプレイと勝利の数が必要だと思います。

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