スーパーバイク世界選手権、スーパースポート世界選手権
というのは各メーカーが利幅の大きい市販マシンの販売
促進を兼ねて力を入れて参戦しているカテゴリーです。
中身はレース用にルールの範囲内でモディファイされています
が基本車両というのは売られているリッターバイクだったり、
600のバイクです。

ホンダというメーカーがCBR600という傑作マシンで
連勝街道を突き進み、スーパースポート世界選手権のライダー
とメーカータイトルを奪いましたが、今季のスーパーバイク
に関してはトロイ・コーサーとスズキGSX−Rの後塵を
はいする結果となってしまいました。

レース活動が会社のDNAの一部になっているホンダという
会社にとって、さらにリッターバイクの売り上げを伸ばしたい
人達にとってまずい状況と空気を感じたシーズンでした。

さらにここに来て、勝てるライダーであり、ファイアブレード
1000での参戦以来走り続けてきたクリス・ヴァーミューレン
がMotoGPのそれもスズキに移籍していってしまいました。

こういった状況の中で重いバイクを走らせることができ、
実力もあり、ホンダがタイトルを奪うために走らせたいライダー
で来年の活動が決まっていない男を使って、来年勝負を
かけるのではないかという話が持ち上がってきました。

すでにホンダはDFXTREAMでキリとファブリッツィオ、
クラッフィでノイキルフナーが走ることが決定しています。
そして、テンカーテでムジェリッジとトーズランドも
決まっていますが、さらにもう一人ホンダライダーを
CBR1000で走らせる可能性があるようです。

交渉中であることは間違いなく、ヴァレンシアテストでも
色々な話が出ているようですが、チャウスでもビアッジでも
なく、今季のMotoGPウィナーであり、4ストの
リッターバイクでも高いレベルで走れるライダーが参戦と
いうことになれば面白いことになると思います。

アレックス・バロスは果たして来年のカタールに姿を
現して、ホンダの1000ccを走らせるのでしょうか。
それとも浪人して、BMWのまだまだ不透明なMotoGP
参戦プロジェクトのテストライダーになるのでしょうか。

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