韓国で勝って勢いに乗って日本に乗り込んで、相手の負傷
などもあったが、AIGオープンを制したヴァイディソーバ。
しかし、そんな彼女にシャラポワ二世と呼ぶ日本人が
いるそうです。

しかし、彼女はマネージメントなどに関しての恵まれた
体制という部分では重なるところはあると思いますが、
かなり相似よりも違いの方が多い気がします。

何より、本人がシャラポワ二世と呼ばれるのを嫌がっている
ようですね。

まぁ、チェコ人というのは歴史的な経緯からロシア人と
ドイツ人が嫌いでして、長野オリンピックでチェコで国技
であるアイスホッケーという競技で金メダルを獲得しました。

その時の勝ち上がりがQFが強国のアメリカに3−1.
SFが優勝候補のカナダ2−1とリードしていながら
残り一分切ったところで追いつかれ、押され気味の延長を
何とかしのいでペナルティショット戦での勝利。

そして、決勝がロシアでした。

アイスホッケーファンは記憶している人も多いでしょうが、
ロシア相手に先制し、その一点を30本以上シュートを
打たれながら必死の守りでしのいで1−0で勝ったとき、
時差八時間をものともせず、朝の五時から真冬のチェコで
ウォッカやビールを飲んでヤンフス像の巨大仮説スクリーン
で見ていた人、家庭で見ていた人は爆発しました。

まぁ、この勝ち上がりや相手がロシアであったことが
大盛り上がり大会の理由の一つでしょうが、かように
ロシア人をやっつける場面にある種のエクスタシーと
開放感を感じるようです。

ということで若きチェコ人テニスプレイヤーに若くて
強くてかわいいからと言ってロシア人プレイヤーの
二世だと言う言い方をすると嫌がるわけですね。

ヴァイディソーバはシャラポワ二世ではない。
ヴァイディソーバ一世である。

私はそう思うます。

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