SBK

 ヴァーミューレン 9

驚愕のスーパーポールラップ。そしてレース1での強さと
速さ。今年とり損ねたタイトルに来年獲れる可能性を感じさせた
今回のフランス。MotoGPのオーストラリアでどんな走りをする
のか楽しみである。

 ランツィ 8.5

予選と第二レースだけだったら満点だが第一レースを考えて
この点数に。ドゥカティとは仮契約のみでスズキもホンダも
興味を抱いているこのキャリアは長いがまだ若いイタリア人
はドゥカティ首脳陣の期待に見事に応えた。

 加賀山 8

目覚めた感のある日本人ライダー。二レースともに表彰台
ゲットは立派。スーパーポールで失敗して後方スタートと
なってしまったコーサーの穴をしっかり埋めた。

 マーティン 8

マッコイがさじを投げた感の強いペトロナスで今回も予選で
力強いところを見せて、ライダーのポテンシャルを示した。
彼にいいバイクを!!

 芳賀 7.5

言うことを聞いてくれないバイクを必死に走らせてのリタイア。
そして何とか出来うる限りのことをやっての三位。予選一回目
はどうなるかと思ったが、芳賀らしさの見えた日曜日の午後。

 トーズランド 6

何か元気のなさばかり目立ってしまった印象の強い週末。
とりわけランツィの優勝を目の前にしてしまうとこんな
点数になってしまう。

 ウォーカー 8

他のカワサキスタが今ひとつ、今二つのなか、彼の元気のよさ
が目立った。マシンの戦闘力が今一歩でも彼のがんばりで
順位とタイムを稼いだフランスでのイギリス人。

 SS

 パークス 10

ファンタスティックな週末。マシン、タイヤ、サスペンションが
美しい響きを奏でれば、ライダーは気持ちよくオペラを独唱
することができることを実証。

 カーテン 9

チームメイトには負けたが見事な二位ゲット。確実に高いレベル
のタイムをコンスタントにたたき出し、予選でも決勝でも
いいレースをしたグッドガイカーテンであった。

 ファブリッツィオ 8

上手く予選を進めて、昇り調子で日曜に入ったが、何かが
足りなかった。マシンのセットアップに苦しんでいる僚友
よりコンマ二秒速ければ早く彼を抜いて前に追いつけたが、
それができなかったローマ人。

 フォレ 7.5

セットアップに苦しみながらも予選の一発でフロントローに
マシンを並べ、挙動の不確かなバイクながらそこそこのレベル
でチェッカーまで持っていったのはさすが。逆に言えば、
マシンが仕上がれば勝つこともできた地元での彼。

 STK1000

ケイミューレン 10

諦めが悪いことが美しいことであること。優勝が難しい時には
二位を走行してとにかく相手に自分の存在を見せつけることが
重要であることをレースで証明し、改組となったこのクラスの
FIMカップSTK1000のチャンプになった。しぶとくこのフランスを。
そして、ドイツ以降のレースを戦ったベルギー人であった。

ソフオグル 7.5

来季トルコでSBKが開催されるという話が広がっている中で、
来季SBKを走るという話がかなり色濃くなっているドイツ在住
のトルコ人。そんな彼はタイトルを獲得してステップアップし
地元で歓迎を受けて来季SBKを走りたかったことだろう。
そんな彼はいい走りをしながら最後に手痛いミスを犯して
優勝とタイトルの両方をチームメイトにみすみすプレゼント
してしまった。

STK600

ティべりオ 10

絶対に勝たなければいけない戦い。絶対に落とせないレース。
二位以下ではタイトルの可能性が無になってしまうという
局面で見事な集中力と安定したラップタイム、そして攻撃的な
走りとメンタルタフネスを見せて勝利を奪った。
ドラゴンズファンの私は素直に今年のドラゴンズの大事な
試合を取りこぼした名古屋のチームの姿とフランス人ライダー
の結果を比較してしまった。
強さと速さを今回も証明して見せた彼であった。

カネパ 8.5

スタートの失敗さえなければ優勝もあり得た今回のレース。
今季尻上がりに調子をあげた彼だが、勝ち味を覚えることが
必要か。

ヤマハジャーマニー 10

STK1000とSSに参戦しているこのチームだが、両方のカテゴリー
とも見事なワンツーフィニッシュ。彼らのヤマハのマシンと
ホワイトパワーのサスペンションが見事なマッチングを見せて
の圧倒的な勝利であった。

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