テニスの国別対抗戦のデビスカップのセミファイナルが
スロバキアのブラティスラバ、クロアチアのスプリット
で行われました。カードはスロバキア対アルゼンチン。
クロアチア対ロシア。結果はご存知の方も多いのでしょうが
スロバキアがアルゼンチンに四勝一敗。

クロアチアはルビチッチのシングルス二勝、ダブルス一勝で勝利を奪い、決勝進出を決めました。

クロアチアはルビチッチの勝利をあげましたが、アンチッチが
落として初日を1−1の後、ダブルスを奪い2−1で最終日に。

そしてルビチッチが最終日に再び勝利を挙げて3−1という
ことになりました。

私が見たことのあるサーフェースの中で一番速い
ハードコートである(私は昨年同地での10万ドルチャレンジャー大会と今年のデビスカップ一回戦の対スペイン戦を観戦)
ブラティスラバのインドアウルトラファーストハードコートでの
試合はスロバキアはエースのフルバティが初日のシングルスを落とす展開になりましたが、ダブルスを奪い土曜日終了時点で
2−1。

そして、最終日のシングルスをフルバティがコリアをストレート
で下して初日の汚名を払拭しました。

まぁ、両会場ともものすごい盛り上がりだったようです。

決勝は建国12年の歴史のスロバキアと14年の歴史しか
持っていないクロアチアがブラティスラバの超高速ハードコート
で戦うということになりました。

しかし、スロバキアがスペインに勝つ可能性は高いと
にらんでいましたが、決勝まで来るとは思わなかった
ですね。スロバキアのキャプテンはかつてのオリンピックの
ゴールドメダリストでオーストラリアとUSオープンの
ファイナリストであるミロスラフ・メチージュなんですが、
彼のコートの選定やダブルスにメルティニアクを持ってくると
いう人選はフルバティの想定外の敗北を見事にリカバーして
います。

もちろん、フルバティ、ベック、メルティニアクのプレイ
というものが決勝行きの切符をつかんだのですが、その
プレイヤーを見事に指揮している彼のキャプテンとしての
仕事に何かスペシャルなことがある気がします。

一方クロアチアですが、テニス大国であるロシアに初日
1−1となりながら今季好調のルビチッチがダブルスで
勝利し、その勢いで最終日のシングルスも抑えて勝った
ところに強さが見えます。

12月でスロバキアのブラティスラバということで、とても
テニスをやるとか見るというような印象を感じない時と
場所ですが、恐らくというか間違いなく盛り上がること
でしょう。

何が生まれ、何が壊れ、何が作られ、何が破壊されるのか
今から楽しみです。

できれば私は現場で見て、皆さんに日本語で情報を提供
したいのですが、今のところ難しい状況です。

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