ご存知のようにもてぎというサーキットはホンダという
世界一のバイクメーカーが作った彼らの庭。そんな彼らの
ホームグラウンドで元気がよかったのは他のメーカーの
チームであったのが125CCクラス。日本人がホンダの
マシンで爆発したのが250ccクラスであった。

125

暑いと思うのは名古屋人の私にとっても当然だが、九月の
真ん中なのに30度を越える気温はフィンランド人には
ハードすぎる天候だろう。しかしながらレッドブルKTM
のマシンがライダーの思う通り走ってくれれば、疲労は
心地よいものらしい。トップはタイトルを狙うミカ・カリオ
であった。しかもタイムが素晴らしく二番手以下にコンマ
5秒以上の差をつけてのタイム。ライバルの出鼻をくじいた
初日であった。

二番手にはアプリリアを駆るシモンチェッリ。長身を折りたたむ
ようにライディングしてもてぎをよく攻めて二番手であった。
三番手が今季不振のジレラのポッジャーリで、四番手にア
プリリアのパジーニ。以下、KTMのタルマッチ、アプリリアの
ファウベル、七番手にようやくホンダユーザーのライが
姿を出し、八番手に地元で気合十分だが今ひとつかみ合って
いなかった小山という順位であった。

250

テレフォニカモビスターのカラーリングのマシンが映像に
よく捕えられるが今日の主役はペドロザではなく青山博一で
あった。気合十分、そしてタイムの更新の仕方も順調で
セットアップも上手くいき、チームの仕事も上手くいっている
のだろう。初日のトップは青山博であった。

二番手に入ったのがアプリリアワークスのデアンジェリス。
アプリリアの秘蔵っ子がここでも才能を見せた。トップとの
差はコンマ一秒であった。

三番手にワイルドカード参戦でホンダの250にBSタイヤの
青山周平。兄弟そろって暫定の一列目という活躍に関係者
から祝福の声があがっていた。四番手がドヴィツィオーゾ
であった。

以下、ポルトのアプリリアが五番手。ロレンツォのホンダ、
ストーナーのアプリリア、高橋のホンダが続いた。

もてぎに初登場のKTMであるが、ウェストのライディングで
初日を何と望外の十一位で終えた。

このクラスの初日を見ているとアプリリアとホンダのぶつかり
合いになることが必至であるが、そこにゼッケン1のペドロザが
どう絡むのかが気になるところである。何と若き世界王者
は初日14位であった。

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