ラコニ、ウォーカー、サンキーニのいない今回のSBKクラス。
大きな不在感をまともに感じながら、レースウィークがスタート。

個人的に注目していたのはランツィとヴァルドマンである。
ランツィの初めてのファクトリーマシンライド。そして、
かつて80,125,250、500と2ストマシンの多くの
カテゴリーのマシンに乗り、世界で戦いつづけたヴァルドマンが
4ストのリッターバイクで国内選手権でなく、この世界の
列強が集うレースでどんな戦いを見せてくれるのだろうか。

好調振りを見せていたのはヴァーミューレンである。そして
コーサーも速い。三番手に芳賀、四番手に今回初めてワークス
マシンを駆るランツィが入った。ここまで四メーカーの違う
マシンが並んでいる。

今回ペトロナスのマーティンが好調でいいタイムを出して
順調に周回している。ここのサーキットのレイアウトということ
を考えると面白い結果がありえるかも知れない。

地元期待のノイキルフナーだが、初日は不発。チームクラッフィ
はキリのタイムの方がよく、土日が期待できそうだ。

芳賀、ピット以外のR1勢だが、阿部やカルドソは苦しんでいた。
初めてのライダーにとってここは難しいのだろうか。かなり
後方に沈んでしまった。

どんな走りをするのか楽しみだったヴァルドマンだったが、
今ひとつどころか今三つほどの走りで後方に沈んだ。

まぁ、先週と同じメンバーによる優勝争いを予感させるような
初日であったが、ここに業界的な評価が高く、来季カワサキ
MotoGPという話も出ている若きヒーローでスター候補生の
ノイキルフナーが地元の声援を背に受けてどこまでやるのだろうか
というのが今日満足できなかったドイツ人が思っている
ことだろう。

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