sbkアッセンSBK二日目

アッセンというのに天気が良く、雨がまったく降らず
気持ちいいどころか暑さを感じる天気。一方衛星放送で
見るイタリアは悪天候でいろいろ影響が出ていて、これは
何なんだろうかと思いつついい天気で各ライダーが飛ばす
姿にある種の快楽を感じていた二日目のアッセンでした。

11時開始の予選二回目。ところがほとんどのライダーが開始
三十分までほとんどタイムを更新できない状態。まだ路面温度
がライダーのタイムに寄与しないのだろうか、それとも色々
と探っているのだろうかと考えているうちに各チームの動きが
激しくなる。

残り十分を切ったあたりでテンカーテホンダの直線の速さ
とタイムが見事な比例を見せる。エンジン音は違うが同じ
ことがゼロックスドゥカティのトーズランドにも言える。
終わってみればムジェリッジ、コーサー、トーズランドが
二分四秒台であった。その後ろにはランツィ、最速カワサキ
ライダーのウォカーがこれに続き、関係者の評価が高い
ノイキルフナー、クレメンティという面子が出揃った
二回目の予選であった。

スーパーポール

クリス・ヴァーミューレンはまだタイトルをあきらめていない。
そんなやさしい顔には似合わない激しい闘志がホンダパワーと
激しい生で熱い交わりあいを持ったときに彼のスーパーラップ
が生まれた。

何と二分四秒1である。これにはサーキット中があぜんとした。
そして今回チームの地元でいつもより大きなホスピタリティ
を構えているチームの関係者、お客さんが熱狂した。

このラップにトーズランド、コーサーはかすんでしまった。
確かにいいラップだったがチームの地元で燃えるヴァーミューレン
の一発が全ての話題をかっさらっていったセッションだった。

芳賀が素晴らしい走りをして最終コーナーさえ間違えなければ
というアタックを見せ、ノイキルフナーはクラッシュ。
ウォーカーが今二つの走りで終わった。

おそらくレースはヴァーミューレン、コーサー、トーズランド、
芳賀による戦いになるだろう。これに付いていけるものが
勝負を挑んだときに万馬券ねらいでイタリアやチェコで賭けている
人はより興奮してレースを見られることになるだろう。

それにしてもやはり多くのメーカー、色々なキャラクターの
ライダーによる優勝争いというのはいいものである。