SBKのブランズハッチでのレースは土曜日に入り、さらに
多くのお客さんでにぎわっていたようです。バカンスシーズンの
真っ只中に行われたレースウィ−クの二日目はそのお客さんが
満足できる内容でした。

SBK予選二回目

まぁ、コーサーの速いこと。この元世界王者とスズキという
パッケージングは他のライダーも金曜日に比べて一秒以上早く
なっていたのですが、彼はそんなライバル達に脅かされること
なく順調にタイムアップ。そして、ただ一人1分26秒台に
上げてセッションを終了しました。

二番手がヴァ−ミューレン。CBRを駆って俊足ぶりを発揮。
三番手が芳賀。彼は前日凡庸なタイムで何かが機能していない
ことをうかがわせたのですが、1.5秒タイムを削り取り、
オージーのCBRと僅差の三番手でした。
四番手がラコニ。ということで暫定の一列目はスズキ、ホンダ、
ヤマハ、ドゥカティという四つの異なるメーカーが占める結果に
なりました。

五番手がピットのヤマハ、以下ランツィのドゥカ、ウォーカー、
リバのカワサキ勢と続きました。

クラッシュした加賀山は前日のタイムがパーソナルベストで
12位。ノイキルフナー、キリのクラッフィホンダ勢が何と
17位と19位。日本の阿部が21位と振るわなかった土曜日
でした。

SS 予選二回目

初日、ただ一人29秒台を叩き出したシャーペンティエが土曜の
午後は唯一28秒台を出してアナザ−プラネットの走りで
ポールポジションゲットとなりました。

二番手がR6を駆ってヤマハジャーマニ−のカーテン。僅差で
三番手に続いたのがドゥカティのナンネッリ。四番手がCBRで
ファブリッツィオ。以下フィジカルが万全とは言えない藤原が
五番手、初日ぱっとしなかったフォレが遅れを取り戻して
六番手、初日のヒーローのベテランフランス人のシャンボンは
あまりタイムが上がらず七番手。八番手がパークスという
オーダーになりました。

SBK スーパーポール

二度目の予選を27秒台で走ったムジェリッジ、トーズランド、
ラコニが26秒台にタイムを入れる。予選悪くはないが、世界王者
にしては影の薄かったトーズランドのアタックに盛り上がるイギリス
のお客さんたち。そんなイギリス人を黙らせてため息をつかせたのが
コーサーの一発であった。

何と26秒6である。ムジェッリッジ、トーズランド、ラコニは
いいタイムを出して、満足していたのだろうが、コーサーのタイム
は強烈な一撃であっただろう。想定していた以上の速さを見せつけて
ポールポジションゲットである。

それにしても強いし、速い。

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