日本でもサマータイムの実施を考えている議員というのは
超党派でいて、彼らが法案を提出しようと考えていましたが、
結局今国会会期中での法案提出は見送られました。

サマータイム制度の実施で損得両面の事柄が発生すると
思いますが、イタリアで生活していたときに何度か経験
しましたが、まぁ、いいことも悪いことも両方ありますね。

日本という自動車社会においてサマータイム制度を導入する
と交通事故が減るのではないかと言われています。単純に
夜間の時間帯が一時間減れば事故を起こしたり、遭って
しまう可能性が低くなるというのがその論拠ですね。

一方、私自身この暑さの中で思うのは、エアコン利用者と
使用時間が増えて、ものすごい電力消費が増えるのでは
ないかというものです。20年前や30年前に比べて
エアコンを有している家庭やオフィスが増えている現今
でサマータイムを実施すると昼間の時間が増えて、エアコンの
入った場所でくつろぐ人の数が増える気がします。

郵政民営化に関する議論の影で市井の人の生活に密着した
法案が見送られてしまったところに今の日本のリアルな
姿がよく見えています。これは仮定の議論でなくて、
ウルトラリアリズムの話ですね。

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