日曜日に行われたイタリア選手権のレースですが、現場で見たかった
なぁと思わせるものでした。優勝者と二位以下のライダーのタイム差が
ほとんどのクラスでごく僅かで緊迫したレースがフィレンツェから
30キロ先のサーキットで行われました。イタリアのHP,チーム関係者
からの情報を基に書いてみます。

125のウィナーはぺトリーニ、二位がクル−ツェル、三位が
グロツキ−ジョルジ。この大会までポイントリーダーだった
バローニはテクニカルトラブルでストップし、さらにライバルと
目されていたコンティもマシントラブルでグロツキ−ジョルジが
ポイントリーダーとなり、最終戦に臨むことになりました。

スーパーストックはロッコリがR1とピレリを有効に使って優勝。
ポリ−タ、スカッサと続きました。

スーパースポートはワイルドカード参戦のナンネッリがトップ快走
中にクラッシュ。アントネッロがカワサキニンジャを駆って逃げ切り、
二位にはドゥカをテストを兼ねて走らせたコラーディ、三位に
0.5秒差でマリオッティーニ。予選で転倒を喫して、痛みをこらえて
サンナが地元のレースを(彼はこのサーキットから5キロ先に
住んでいる)7位に入り最悪な中での最良の成績を得て最終戦に
チャンピオンになるために走ります。

スーパーバイクはボルチャーニ、グラミーニ、ブリニョ−ラの
接近戦となりましたが、ボルチャーニが制しました。期待の
ヴィッツィエッロはリタイヤ。MVアグスタは後方に沈んでしまった
日曜日でした。

今回の成績で全ての4クラスのタイトルが決定することなく終わり、
最終戦のミザノアドレアティコで全ての王者が決まることとなりました。

125GP

グロツキ−ジョルジ 88
バローニ      83
コンティ      65

スーパーストック

ポリ−タ      98
ロッコリ      91

スーパースポート

サンナ       104
アントネッロ     85

スーパーバイク

ブリニョ−ラ     78
ボルチャーニ     71
ぺデルチーニ     68
コンフォルティ    61

スーパースポートだけがかなり点差が開いていますが、他の
三つのカテゴリーは優勝と三位でひっくり返るような差ですので
楽しみです。

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