スーパーバイク世界選手権チェコラウンド木曜日
2005年7月19日 スポーツレース自体は金、土が予選。日曜が決勝ですが、木曜日には
サーキットに入っていました。今回はそのお話を。
ボローニャからブルノに入るバスが木曜日出発ということで
仕方なくブラティスラバに一旦入って、そこからブルノへ
移動。バスターミナルから鉄道駅の目の前のインフォに行き、
サーキット行きのバスを教えてもらうと、まずはトラムで
結構離れたところまで行き、そこからバスだがサーキットの前
で停まるバスは朝しかないと言われてがっかりする。まぁ、
出来るだけ近いバス停まで行ってそこから歩きになるなと
考えを改めていざ出発。
前回このサーキットに行ったときとは違うルートとなりいささか
心配ではあるが行かなくては仕方がない。不安を胸に刻みながら
トラムの最終駅に着き、教えられたバスに乗る。
以前このサーキットに行ったときと同じ景色を見て少しだけ
安心する。そんな時に外を見るとカワサキの600で昨年
イタリア選手権を制し、前回の世界選手権のミザノを走って
いたクリスティアーノ・ミッリョラーティがミニバイクで
街の方に出かける姿を見かけた。思わず声を掛けようと思った
が彼は車でなくてミニバイクである。乗せてもらえるわけなど
ない。
サーキットへ行く田舎道にサーキットの方向を示す掲示が
目に付く様になってきて、バスの運転手さんに『プロシィーム。ネムルビーテチェスキー。イセムツーリスト。イセムド
アウトモトドロムブルノ。』(すいません。私はチェコ語が
わかりません。ツーリストですが、ブルノサーキットに
行きます。)と数少ないチェコ語のボキャブラリーを使って
話しかける。
数分後、バスは本来停まることのない場所で停まってくれて、
『イェートリブーナ。』(観客席だ)と教えてくれた。
お礼を言って、かばんの中からうちわを取り出して差し上げると
喜んでくれた。
ここは鈴鹿サーキットと同じようにグランドスタンドの
ところからパドックにトンネルがあり、ここを抜けたらすぐに
彼らと会うことができる。
えっこらえっこらと重い荷物を引きづりながらパドックに
到着。最初に会ったのが、パパペデルチーニ。さらにピレリ
タイヤのスタッフとも再会。いつもお世話になっている親父に
孫の手をお土産に進呈すると喜んでくれた。
さすがに木曜日の18時ともなるともうほとんどの連中は
サーキット入りしている。チームライトスピードのダヴィデ・
ブレガにお酒を、さらにKLインターモトのヨゼフもビッグウェル
カムで迎えてくれた。
ダヴィデの奥さんにすぐに進められてドイツビールを一杯。
ヨゼフにチェコビールを渡されて一杯。さらにアルスターの
ホスピタリティでピロバーノにコロナビールを渡され、
イタリアメガバイクに行くと、オリジナルピルスナービール
のピルスナーウィルケルを渡される。暑いし、喉が渇いている
しで体も心もビールを求めていてかけつけ一杯どころか
四杯になっていた私であった。
今回はチェコのレースということで昨年まで世界選手権を
全部走っていたミルキフカが走ることになりチェコチームの
チェコ人ライダーが存在する。彼にとっては地元という
言葉どころかブルノサーキットは彼らのスポンサーの
ひとつであり、多忙を極めていた。また、実に久し
ぶりのチェコでのSBK開催ということもあってストック1000
参戦中のチームアクナやWSSのKLインターモトのようなチェコ
チームはかなり関係者やゲストの数が多く大忙しであるが、
私を見るとビールを勧めてくれる。この暑さで関係者やゲスト
の数を考えるとどれだけビールを持ってくるのだろうかと
思ってしまった私であった。まぁ、チェコと言えば各々の
町にビールメーカーがあり、昼間から飲むのが当然という
お国柄である。初めてチェコ人のチームと付き合うようになって
驚いたのは彼らがビンや缶で持ってくることもあるが、かなり
の割合でたるで持ってくることが多い。まぁ確かに生のチェコ
ビールはうまいのでそうしたがる気持ちはよくわかる。
昨年グランプリの125で走っていたマルケータ・ヤナコーバ
と会う。昨年のもてぎ以来である。125の2ストローク
マシンから600の4ストロークへのスイッチの話やイタリア語
やチェコ語の話、私や彼女の最近の話で盛り上がる。
昨年の九月以来だが、性格的な部分は変わっていないが、
髪型を変えて少し大人っぽくなった彼女を見て、女性の
半年や一年は大きな変化をもたらすものだと改めて実感する。
その彼女はこの大会からユーロストック600に今季最終戦
まで戦うこととなった。恐らく日本人でこの事実を知ったのは
私が初めてであろう。
食事時になり、チームイタリアメガバイクのホスピタリティへ。
すでに今回はマネージャーのジョルダーノが来ていて、
忙しそうに駆け回っている。また、ここはアンダー20の
ユーロストック600とスーパースポート世界選手権の2クラス
のそれぞれ二台体制で参戦しているので、人も多くにぎやかで
ある。
おいしい食事にたのしい会話、そしてイタリアのチームだが
ちゃんとピルスナーウィルケルを買ってきていて飲み食いして
夜は更けていった。
サーキットに入っていました。今回はそのお話を。
ボローニャからブルノに入るバスが木曜日出発ということで
仕方なくブラティスラバに一旦入って、そこからブルノへ
移動。バスターミナルから鉄道駅の目の前のインフォに行き、
サーキット行きのバスを教えてもらうと、まずはトラムで
結構離れたところまで行き、そこからバスだがサーキットの前
で停まるバスは朝しかないと言われてがっかりする。まぁ、
出来るだけ近いバス停まで行ってそこから歩きになるなと
考えを改めていざ出発。
前回このサーキットに行ったときとは違うルートとなりいささか
心配ではあるが行かなくては仕方がない。不安を胸に刻みながら
トラムの最終駅に着き、教えられたバスに乗る。
以前このサーキットに行ったときと同じ景色を見て少しだけ
安心する。そんな時に外を見るとカワサキの600で昨年
イタリア選手権を制し、前回の世界選手権のミザノを走って
いたクリスティアーノ・ミッリョラーティがミニバイクで
街の方に出かける姿を見かけた。思わず声を掛けようと思った
が彼は車でなくてミニバイクである。乗せてもらえるわけなど
ない。
サーキットへ行く田舎道にサーキットの方向を示す掲示が
目に付く様になってきて、バスの運転手さんに『プロシィーム。ネムルビーテチェスキー。イセムツーリスト。イセムド
アウトモトドロムブルノ。』(すいません。私はチェコ語が
わかりません。ツーリストですが、ブルノサーキットに
行きます。)と数少ないチェコ語のボキャブラリーを使って
話しかける。
数分後、バスは本来停まることのない場所で停まってくれて、
『イェートリブーナ。』(観客席だ)と教えてくれた。
お礼を言って、かばんの中からうちわを取り出して差し上げると
喜んでくれた。
ここは鈴鹿サーキットと同じようにグランドスタンドの
ところからパドックにトンネルがあり、ここを抜けたらすぐに
彼らと会うことができる。
えっこらえっこらと重い荷物を引きづりながらパドックに
到着。最初に会ったのが、パパペデルチーニ。さらにピレリ
タイヤのスタッフとも再会。いつもお世話になっている親父に
孫の手をお土産に進呈すると喜んでくれた。
さすがに木曜日の18時ともなるともうほとんどの連中は
サーキット入りしている。チームライトスピードのダヴィデ・
ブレガにお酒を、さらにKLインターモトのヨゼフもビッグウェル
カムで迎えてくれた。
ダヴィデの奥さんにすぐに進められてドイツビールを一杯。
ヨゼフにチェコビールを渡されて一杯。さらにアルスターの
ホスピタリティでピロバーノにコロナビールを渡され、
イタリアメガバイクに行くと、オリジナルピルスナービール
のピルスナーウィルケルを渡される。暑いし、喉が渇いている
しで体も心もビールを求めていてかけつけ一杯どころか
四杯になっていた私であった。
今回はチェコのレースということで昨年まで世界選手権を
全部走っていたミルキフカが走ることになりチェコチームの
チェコ人ライダーが存在する。彼にとっては地元という
言葉どころかブルノサーキットは彼らのスポンサーの
ひとつであり、多忙を極めていた。また、実に久し
ぶりのチェコでのSBK開催ということもあってストック1000
参戦中のチームアクナやWSSのKLインターモトのようなチェコ
チームはかなり関係者やゲストの数が多く大忙しであるが、
私を見るとビールを勧めてくれる。この暑さで関係者やゲスト
の数を考えるとどれだけビールを持ってくるのだろうかと
思ってしまった私であった。まぁ、チェコと言えば各々の
町にビールメーカーがあり、昼間から飲むのが当然という
お国柄である。初めてチェコ人のチームと付き合うようになって
驚いたのは彼らがビンや缶で持ってくることもあるが、かなり
の割合でたるで持ってくることが多い。まぁ確かに生のチェコ
ビールはうまいのでそうしたがる気持ちはよくわかる。
昨年グランプリの125で走っていたマルケータ・ヤナコーバ
と会う。昨年のもてぎ以来である。125の2ストローク
マシンから600の4ストロークへのスイッチの話やイタリア語
やチェコ語の話、私や彼女の最近の話で盛り上がる。
昨年の九月以来だが、性格的な部分は変わっていないが、
髪型を変えて少し大人っぽくなった彼女を見て、女性の
半年や一年は大きな変化をもたらすものだと改めて実感する。
その彼女はこの大会からユーロストック600に今季最終戦
まで戦うこととなった。恐らく日本人でこの事実を知ったのは
私が初めてであろう。
食事時になり、チームイタリアメガバイクのホスピタリティへ。
すでに今回はマネージャーのジョルダーノが来ていて、
忙しそうに駆け回っている。また、ここはアンダー20の
ユーロストック600とスーパースポート世界選手権の2クラス
のそれぞれ二台体制で参戦しているので、人も多くにぎやかで
ある。
おいしい食事にたのしい会話、そしてイタリアのチームだが
ちゃんとピルスナーウィルケルを買ってきていて飲み食いして
夜は更けていった。
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