レッジョエミリアからモデナに行き、テニス女子ツアーの
新設大会モデナオープンに行ってきました。まぁ、会いたい人
がいるのと、見たいプレイヤーがいること、そして14万ドルの
ツアー大会なのですが、入場無料ということで出かけてきました。

14万ドルの大会ですが、第一シードがスキャボーネ、第二シード
がペンネッタという世界の23位と24位がトップ2シードに
なる大会。同じ週に大会がないこともあって結構な面子が揃って
いましたね。

まぁ、日本でも女子の大会が大きいのが東レパンパシフィック
オープンがあり、規模的に小さくなるがAIGオープンがある
ように物的、金銭的にイタリアのメーカーにお世話になっている
人はいろいろなしがらみもあってランキングにはふさわしくない
小規模クラスの大会でも出場する必要性があるのかなと
思いましたね。かつて伊達がAIGオープンになる前のジャパン
オープンにヨネックスやNECなどの要請で出ていたことを思い
出します。

そんな大会でペンネッタと会って練習前に少し話をする機会に
恵まれました。三年前彼女と会ったときは187位で岐阜の
カンガルーカップという五万ドルの大会と翌週の同じ賞金規模の
大会に出ていましたが、その彼女も今や世界の24位。日本の
大会でのサーフェースや日本で過ごす上で文化があまりに
も違う場所にいて落ち着きがなかったのと、私のような日本人で
ありながらイタリア語を使う人を見て色々と助けを求めていた時
からは比べ物にならないほど落ち着きがあったのが印象的でした。

その彼女ですが秋のAIGオープンは来ないようですが、
東レPPOには来る可能性があるようです。まぁ、状況次第という
話でしたが。

その後私の友人でマリア・エレナ・カメリンの彼氏であり、コーチ
である男がどういうわけか練習コートでタティアナ・ガルビンの面倒
を見ていました。私の姿を見て駆け寄ってきてくれて、あの岐阜の
大会以来の再会となりました。この男とカメリンとカソーニの
三人で名古屋の大須で買い物をしたときのことを思い出しましたね。
まぁ、イタリア人三人が各々違うものを欲しがるので店員さんと
てんやわんやで交渉したことを覚えています。

ガルビンというプレイヤーは最近売り出し中で気になっていたのです
が、練習マッチをやっていました。この相手が何とマルチナ・スッハ。
プラハオープンで彼女のプレイを見たかったのですが、早々に敗れて
しまい見られなかったのが残念だったのですが、まさかこんな
チャンスに恵まれるとは思わなかったですね。

ガルビンというのは練習中、練習マッチの最中見ていて思ったのは
かなり体が柔らかく、それを活用しているなというものですね。
逆にそういったことをスッハからは感じることがなかったです。

スロバキア人がいいショットを決めるよりガルビンが思い切りの
いいショットを連続して決めるような展開で終わりました。

スッハはいい時と悪いときが見事に成績に表れているのですが、
何だか今週のモデナはあまり期待できない印象を受けましたね。
ガルビンも確かによかったのですが、スッハが良くないという
感じでした。

この練習マッチの後に私が『ドブリーデン。マルチナ。プロシィーム
ネムルビーテスロベンスキー チェスキー。ムルビーテイタルスキー、
フランツォウスキー、アングリツキィ。』(こんにちは。マルチナ。
すいません、私はスロバキア語もチェコ語も話せません。イタリア語
かフランス語か英語がわかりますか。)と数少ないチェコ語の
ボキャブラリーで声をかけると驚きながら相手をしてくれました。

まぁ、水曜日の昼間の大都市ではないイタリアの地方都市のモデナ
で日本人にチェコ語で話し掛けられたら結構なサプライズだった
ようです。いっしょにいた彼女の母親も驚いていましたからね。

その後ガルビンと少し話して、レッジョエミリアに戻った私でした。

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