野球やソフトボールという競技を排除して違った競技を
入れようとしていた各種団体の関係者や実力者ですが、
結局認可が下りることなく終わってしまいました。
候補に挙がっていたのがゴルフ、セブンズラグビー、ローラー
スケート、スカッシュ、空手といった競技。
しかし、結局IOCの役員から駄目だしを食らった形になりました。
これは当然の帰結だと思いますね。

ゴルフというのは日本と米英両国、オーストラリアなどでは
ポピュラーでしょうが、ヨーロッパの大陸側ではそれほど
競技人口もゴルフ場の数も少ないですし、ラグビーもイタリア人
やチェコ人はピッチで行われるスポーツでボールを手で取って
投げると言うことに違和感を感じる人が多い気がします。
ローラースケートよりアイスホッケーにシンパシーを感じている
ドイツから東側の人は多いので、ローラースケートと言われても
ちょっとという人も多いでしょうし、スカッシュの南米や
旧ソ連の国々での普及度となるとちょっとなぁという気がします。

空手となるとこれだけフルコンタクト、ノンコンタクト、
グローブ、素手と団体が分かれている中でどういうルールを
使うかだけでものすごくもめそうな気がします。

ここ20年ぐらいで割りにスムーズに新規採用になったのは
テニスとビーチバレーぐらいな気がします。まぁ、ITFの
政治力と当時のサマランチが割りにテニスに理解を示して
いたのは大きいと思うのですが、ロゲ現会長がどれだけ
空手の採用に動いていたのかというとちょっとなぁという
気がします。

コメント