ファビアン・フォレの反撃はなるのか
2005年6月28日 スポーツイタリアのチームで働いたり、仕事をした人にとって
イタリアでのレースというのは特別なものであるのは
間違いありません。私もこのことは痛いほど幸福と不幸せを
感じたことがありました。そんなイタリアのリミニ郊外の
ミザノアドレアティコで行われたスーパーバイク世界選手権
のサンマリノラウンドで久しぶりにいい結果を残したのが
チームメガバイクでCBRを駆って参戦しているファビアン・
フォレでした。今回は彼について考えてみました。
かつてダヴィデ・ブレガがライダーとして走っていたときの
こと。現在はチームライトスピードカワサキのチームマネー
ジャーである彼がスーパースポート世界選手権を二年だけ
走っていた時期がありました。その時にレッジョエミリア
から30分ほどバスで行った町の彼のオフィスで話していた
時に私が『今スーパースポートクラスで一緒に走ってみて
速いと思えるのは誰だ』と質問したところ、返ってきた答え
がフォレの名前でした。まぁ、一緒に走っているライダーと
いうのはあまりライバルのことをよく言わないというか
言いたくないのですが、素直に彼の名前が出てきたのに少々
驚いた覚えがあります。
私も彼の才能は成績から考えて当然だろうなと思ったのですが、
彼のナチュラルな速さを理解したのは彼がカワサキで
走って勝ったミザノアドレアティコでの時でした。
その前の年に彼はテンカーテホンダ、ピレリタイヤという
パッケージングで藤原を破り世界王者になったのですが、
その翌年、いいオファーを受けてカワサキ陣営に移りました。
ホンダCBR&ピレリからカワサキニンジャ&ダンロップという
チェンジで新しい冒険になったのですが、同じパッケージ
で走った他のカワサキスタは中団グループでバトルするのが
やっとという状況の中、彼はコンスタントに他のカワサキ
ユーザーより速く、そしてミザノアドレアティコでは優勝を
さらっていきました。
この時に速いライダーは何に乗らせても速いし、ポジティブ
な条件がそろえば、マシン的にパッケージ的に苦しくとも
ライダーの腕で勝つことができるということをまるで
ベネトン時代のシューマッハーが強い強いウィリアムズ
ルノーのドライバーを打ちのめしたように見せてくれました。
めぐり合わせが悪かったり、バッドラックと出くわしたりと
苦しいシーズンを送っていた彼ですが、このフランス人は
カワサキでもヤマハでも腕がさび付くことはなく、速さと
確実さを有しているライダーです。今回のミザノアドレアティコ
での二位で何かをつかんで今季三番目のこのカテゴリーの
ウィナーになり、タイトル戦線をかき回してほしいと
思っています。
イタリアでのレースというのは特別なものであるのは
間違いありません。私もこのことは痛いほど幸福と不幸せを
感じたことがありました。そんなイタリアのリミニ郊外の
ミザノアドレアティコで行われたスーパーバイク世界選手権
のサンマリノラウンドで久しぶりにいい結果を残したのが
チームメガバイクでCBRを駆って参戦しているファビアン・
フォレでした。今回は彼について考えてみました。
かつてダヴィデ・ブレガがライダーとして走っていたときの
こと。現在はチームライトスピードカワサキのチームマネー
ジャーである彼がスーパースポート世界選手権を二年だけ
走っていた時期がありました。その時にレッジョエミリア
から30分ほどバスで行った町の彼のオフィスで話していた
時に私が『今スーパースポートクラスで一緒に走ってみて
速いと思えるのは誰だ』と質問したところ、返ってきた答え
がフォレの名前でした。まぁ、一緒に走っているライダーと
いうのはあまりライバルのことをよく言わないというか
言いたくないのですが、素直に彼の名前が出てきたのに少々
驚いた覚えがあります。
私も彼の才能は成績から考えて当然だろうなと思ったのですが、
彼のナチュラルな速さを理解したのは彼がカワサキで
走って勝ったミザノアドレアティコでの時でした。
その前の年に彼はテンカーテホンダ、ピレリタイヤという
パッケージングで藤原を破り世界王者になったのですが、
その翌年、いいオファーを受けてカワサキ陣営に移りました。
ホンダCBR&ピレリからカワサキニンジャ&ダンロップという
チェンジで新しい冒険になったのですが、同じパッケージ
で走った他のカワサキスタは中団グループでバトルするのが
やっとという状況の中、彼はコンスタントに他のカワサキ
ユーザーより速く、そしてミザノアドレアティコでは優勝を
さらっていきました。
この時に速いライダーは何に乗らせても速いし、ポジティブ
な条件がそろえば、マシン的にパッケージ的に苦しくとも
ライダーの腕で勝つことができるということをまるで
ベネトン時代のシューマッハーが強い強いウィリアムズ
ルノーのドライバーを打ちのめしたように見せてくれました。
めぐり合わせが悪かったり、バッドラックと出くわしたりと
苦しいシーズンを送っていた彼ですが、このフランス人は
カワサキでもヤマハでも腕がさび付くことはなく、速さと
確実さを有しているライダーです。今回のミザノアドレアティコ
での二位で何かをつかんで今季三番目のこのカテゴリーの
ウィナーになり、タイトル戦線をかき回してほしいと
思っています。
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