草野キッドは新しい鉱脈か
2005年6月17日 TVテレビ朝日系列の深夜番組の『草野キッド』を見ていました。
日本に戻ってきてから見たいなと思いながら、見ないまま時が流れて
いたのですが、これは面白いですね。
草野仁というNHKの元アナウンサーで現在、主に日本テレビ系列の
『ザ・ワイド』やTBS系列の『日立ふしぎ発見』などの司会者という
印象が強い彼ですが、実は大のプロレスファンであり、スポーツ
アナウンサーであった彼の昼間や夜の九時台の番組では出さない
核の部分を出して、それをいじって遊ぼうというのが、浅草キッドの
企てであり、実験ですね。
世間一般の知られている有名人の普段は出す必要のないガチンコ性や
出さなくても済んでいるポテンシャルを引き出してテレビという
電波を使って笑いを取りたいという浅草キッドの冒険家精神という
のは鈴木その子というその当時流行っていたガン黒の真逆に位置する
素材と主にテレビ東京という予算や系列ネットワークのカバー率、
放送局全体のおけるシェア率といった不自由性から生じた作り手や
演者の自由さといったものを指揮者のタクトに変えて、見事な
協和音と時にぎくしゃくさや予定調和を離れてしまう不協和音に
似ているインバランスだが実にスリリングなアンサンブルを作って
きました。
その彼らが草野仁というきれいに番組の進行する役目を担当番組
で続けてきている元アナウンサーに目をつけて、スタジオではなく
開放感のあるロケーションで、かちっとした台本ではなく、浅草
キッド側が用意したテーマと進行表で草野仁のコアな部分をあぶり
出していくというのは、ひとつ間違えれば食い合わせのめちゃくちゃ
悪い組み合わせになってしまいます。
しかしさすがに浅草キッドの仕事ぶりは見事です。
二人はこの番組が深夜であること、草野仁のリサーチをきっち
り番組開始前からやっていること、脇を固めるメンバーの的確な
人選やしっかりしたテーマなどで時に持ち上げ、ある時には下げて、
またいじったり、なでたり、叩いたりしててんぷらとすいかになる
ことなく、世間一般の草野さんにこんなことをやることを見てみた
いけれど、やらせてしまって大丈夫なのというラインのことを続け
ています。
どれだけ続くかわかりませんが、草野仁さんが電話帳を破ったり、
りんごをつぶしたりする姿やレースクィーンを前に目を細めている
姿をもっと見たいですね。
日本に戻ってきてから見たいなと思いながら、見ないまま時が流れて
いたのですが、これは面白いですね。
草野仁というNHKの元アナウンサーで現在、主に日本テレビ系列の
『ザ・ワイド』やTBS系列の『日立ふしぎ発見』などの司会者という
印象が強い彼ですが、実は大のプロレスファンであり、スポーツ
アナウンサーであった彼の昼間や夜の九時台の番組では出さない
核の部分を出して、それをいじって遊ぼうというのが、浅草キッドの
企てであり、実験ですね。
世間一般の知られている有名人の普段は出す必要のないガチンコ性や
出さなくても済んでいるポテンシャルを引き出してテレビという
電波を使って笑いを取りたいという浅草キッドの冒険家精神という
のは鈴木その子というその当時流行っていたガン黒の真逆に位置する
素材と主にテレビ東京という予算や系列ネットワークのカバー率、
放送局全体のおけるシェア率といった不自由性から生じた作り手や
演者の自由さといったものを指揮者のタクトに変えて、見事な
協和音と時にぎくしゃくさや予定調和を離れてしまう不協和音に
似ているインバランスだが実にスリリングなアンサンブルを作って
きました。
その彼らが草野仁というきれいに番組の進行する役目を担当番組
で続けてきている元アナウンサーに目をつけて、スタジオではなく
開放感のあるロケーションで、かちっとした台本ではなく、浅草
キッド側が用意したテーマと進行表で草野仁のコアな部分をあぶり
出していくというのは、ひとつ間違えれば食い合わせのめちゃくちゃ
悪い組み合わせになってしまいます。
しかしさすがに浅草キッドの仕事ぶりは見事です。
二人はこの番組が深夜であること、草野仁のリサーチをきっち
り番組開始前からやっていること、脇を固めるメンバーの的確な
人選やしっかりしたテーマなどで時に持ち上げ、ある時には下げて、
またいじったり、なでたり、叩いたりしててんぷらとすいかになる
ことなく、世間一般の草野さんにこんなことをやることを見てみた
いけれど、やらせてしまって大丈夫なのというラインのことを続け
ています。
どれだけ続くかわかりませんが、草野仁さんが電話帳を破ったり、
りんごをつぶしたりする姿やレースクィーンを前に目を細めている
姿をもっと見たいですね。
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