美空ひばりの回顧に思う
2005年6月11日 日常美空ひばりさんが亡くなり、結構な年月が立ち、マスメディア
で彼女の功績について振り返り、様々な番組や文章が私の
目に触れています。
そこには美空ひばりという歌手に対する賞賛であったり、
ポジティブな評価であるのですが、どうも私には何か釈然と
しないものを感じます。
これはよく史上最高のテニスプレイヤーは誰かとか、
歴史上最速のライダーは誰だったのかという議論に似ている
気がしますね。
戦後の焼け野原になり、植民地を失い、経済的にぼろぼろに
なり、ゼロどころかマイナスからの再スタートを切った日本
という国において人々が希望や明るさを特別な才能を持った
スターに求めたのは事実でしょう。そして、レンタルビデオも
CS,BS放送もなく、FMも存在せず、プレステなど夢のような
話で数少ないメディアが新聞と雑誌、そして数少ないチャンネル
のテレビとラジオでそこには美空ひばりの曲が流れる機会が
多かった。そこで彼女は全面的なメディアのサポートによって
スターの座を得て、その場所に君臨することができたという
ことが言えると思います。
まぁ、冷戦構造の中でロシア人がプロテニスツアーに参戦
することがなかった時代で確かにマッケンローやコナーズ
がすばらしいプレイを続けてきたのは事実ですが、それは
リアルワールドツアー選手権ではなくて、チェコスロバキア
以東を省いた世界選手権でナンバーワンを決めていたように
思えます。
確かに美空ひばりは素晴らしい才能を有していて、スターで
あったのですが、時代的な背景があって、輝くことができた
と思いますね。逆に言うと彼女と同じような才能を持っている
人が仮にいたとしても、簡単にミリオンセールスをマークする
ことやCD売り上げ、カラオケランク、有線放送のリクエスト
でひとつの曲でナンバーワンをすべての統計でゲットすること
というのは難しいと思います。
思い出というのは美しいものだと思うのですが、だからと言って
過剰に評価して、現在のアーティストを過小評価するのは
どうかと思います。現在のショービジネスの世界でこれだけ
娯楽が多様化して、CDの売り上げが少なくなり、テレビの
音楽番組が少なくなっているなかでビッグヒットを飛ばす人
を評価する動きや過去のプレイヤーを祭り上げることなく
現在の大変タフな競争を勝ち上がってきて頂上に立つテニス
プレイヤーを認めるあり方というのを私は支持します。
ということで今年の上半期の日本の音楽のセールスも質も
高いレベルのものを見せてくれたケツメイシを評価し、
オーストラリアを制したサフィン、フランスで勝ったナダル、
四大大会以外で圧倒的に勝っているフェデラーを認めている
私です。
で彼女の功績について振り返り、様々な番組や文章が私の
目に触れています。
そこには美空ひばりという歌手に対する賞賛であったり、
ポジティブな評価であるのですが、どうも私には何か釈然と
しないものを感じます。
これはよく史上最高のテニスプレイヤーは誰かとか、
歴史上最速のライダーは誰だったのかという議論に似ている
気がしますね。
戦後の焼け野原になり、植民地を失い、経済的にぼろぼろに
なり、ゼロどころかマイナスからの再スタートを切った日本
という国において人々が希望や明るさを特別な才能を持った
スターに求めたのは事実でしょう。そして、レンタルビデオも
CS,BS放送もなく、FMも存在せず、プレステなど夢のような
話で数少ないメディアが新聞と雑誌、そして数少ないチャンネル
のテレビとラジオでそこには美空ひばりの曲が流れる機会が
多かった。そこで彼女は全面的なメディアのサポートによって
スターの座を得て、その場所に君臨することができたという
ことが言えると思います。
まぁ、冷戦構造の中でロシア人がプロテニスツアーに参戦
することがなかった時代で確かにマッケンローやコナーズ
がすばらしいプレイを続けてきたのは事実ですが、それは
リアルワールドツアー選手権ではなくて、チェコスロバキア
以東を省いた世界選手権でナンバーワンを決めていたように
思えます。
確かに美空ひばりは素晴らしい才能を有していて、スターで
あったのですが、時代的な背景があって、輝くことができた
と思いますね。逆に言うと彼女と同じような才能を持っている
人が仮にいたとしても、簡単にミリオンセールスをマークする
ことやCD売り上げ、カラオケランク、有線放送のリクエスト
でひとつの曲でナンバーワンをすべての統計でゲットすること
というのは難しいと思います。
思い出というのは美しいものだと思うのですが、だからと言って
過剰に評価して、現在のアーティストを過小評価するのは
どうかと思います。現在のショービジネスの世界でこれだけ
娯楽が多様化して、CDの売り上げが少なくなり、テレビの
音楽番組が少なくなっているなかでビッグヒットを飛ばす人
を評価する動きや過去のプレイヤーを祭り上げることなく
現在の大変タフな競争を勝ち上がってきて頂上に立つテニス
プレイヤーを認めるあり方というのを私は支持します。
ということで今年の上半期の日本の音楽のセールスも質も
高いレベルのものを見せてくれたケツメイシを評価し、
オーストラリアを制したサフィン、フランスで勝ったナダル、
四大大会以外で圧倒的に勝っているフェデラーを認めている
私です。
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