エナンアルデンヌ優勝
2005年6月5日 スポーツロランギャロのタイトルを手にしたのはエナンアルデンヌでした。
好勝負が期待された女子シングルスの決勝でしたが、エナンが勝った
というよりピエルスが最初から最期までペースを掴めずに自滅した
という印象が強いですね。ベルギー人の強さが目立ったということは
なくて安定性が際立ち、逆にフランス人の不安定さがゲームの
大部分を支配してポイントが決まりサービスゲームを落としたという
思いを強く抱いた決勝戦でした。
こうも一方的に決まるとは思わなかったので、もっと見たかったなぁ
という松岡修造の気持ちを私も感じていますし、テレビ東京系列や
WOWOWを見ていた人も思ったと思います。
それにしてもエナンアルデンヌはある部分世界一強いですね。
その部分というのはメンタルだと思います。テレビ放送中にも
アナウンサーと解説の伊達、松岡が触れていましたが、昨年の
秋からウィルス性の病気とひざの故障でプレイできずにいました。
一般人は風邪を引いたら、すぐに薬を飲めばいいのでしょうが、
現在の世界的なプロスポーツではそう容易に風邪薬を飲めない
環境にあります。また、時の流れと世界中にプレイヤーも
大会もあり、シーズンオフが一ヶ月半というプロスポーツの
世界でどんどん新しいプレイヤーが出てくる中で半年以上の
ブランクというのは全てを失う可能性も強いのですが、必死に
治療とリハビリをして復帰後、一敗しただけで今季23勝している
というのはすごいことだと思います。
また、このブローニュの森はエナンアルデンヌに試練を与えまし
た。一回戦のマルチネス、ニ回戦のルアノ=パスカルなんて
大規模大会の決勝クラスのカードですし、四回戦が昨年の
USオープンチャンピォンのクズネツォワ、QFがウィンブルドン
王者のシャラポワ、SFがペトロワなんてとんでもないタフな
ドローでしたがこの厚い壁を打ち破って決勝にやって来ました。
このタフなドローを勝ちあがり、土曜日の午後を制した彼女
が一ヶ月後のウィンブルドンでどうなるのかわかりませんが、
体力や予想、戦術の巧みさなどが同じレベルだったら、精神的に
強いプレイヤーの方が勝つのは自明の理です。ひょっとしたら
シャラポワが世界一になる前に彼女がその座を奪う可能性も
感じる私です。
それにしてもこういうすごい女性を見ていて思うのは、こういった
人の彼氏やだんなというのは大変だなと思いますね。ウィナーズ
スピーチで『私のような人をずっとサポートするのは大変だと
思うけれど、それをずっと一緒にやってくれただんなに感謝
します。』なんて言っていましたね。
諦めが悪く、気が強くて、負けず嫌いで、執着心が強く、自分
のためにいいものは何でも取り入れて時間とお金を使うという人
のそばにいるというのは大変なことだと思います。まぁ、それが
できる人だからこそ結婚できたのでしょうし、広い意味で同業者
だから分かり合えるのでしょうが、それでも世界で一番になりた
いとか、ベッドから立てないような状態でも私は再びラケットを
握るんだという強い欲望を抱いて、必死にリハビリするプレイヤー
のそばでサポートするという役目というのは覚悟とか根性、忍耐
というものが必要なわけで難しいことだと思いますね。
今日のベルギーは大騒ぎでしょう。
好勝負が期待された女子シングルスの決勝でしたが、エナンが勝った
というよりピエルスが最初から最期までペースを掴めずに自滅した
という印象が強いですね。ベルギー人の強さが目立ったということは
なくて安定性が際立ち、逆にフランス人の不安定さがゲームの
大部分を支配してポイントが決まりサービスゲームを落としたという
思いを強く抱いた決勝戦でした。
こうも一方的に決まるとは思わなかったので、もっと見たかったなぁ
という松岡修造の気持ちを私も感じていますし、テレビ東京系列や
WOWOWを見ていた人も思ったと思います。
それにしてもエナンアルデンヌはある部分世界一強いですね。
その部分というのはメンタルだと思います。テレビ放送中にも
アナウンサーと解説の伊達、松岡が触れていましたが、昨年の
秋からウィルス性の病気とひざの故障でプレイできずにいました。
一般人は風邪を引いたら、すぐに薬を飲めばいいのでしょうが、
現在の世界的なプロスポーツではそう容易に風邪薬を飲めない
環境にあります。また、時の流れと世界中にプレイヤーも
大会もあり、シーズンオフが一ヶ月半というプロスポーツの
世界でどんどん新しいプレイヤーが出てくる中で半年以上の
ブランクというのは全てを失う可能性も強いのですが、必死に
治療とリハビリをして復帰後、一敗しただけで今季23勝している
というのはすごいことだと思います。
また、このブローニュの森はエナンアルデンヌに試練を与えまし
た。一回戦のマルチネス、ニ回戦のルアノ=パスカルなんて
大規模大会の決勝クラスのカードですし、四回戦が昨年の
USオープンチャンピォンのクズネツォワ、QFがウィンブルドン
王者のシャラポワ、SFがペトロワなんてとんでもないタフな
ドローでしたがこの厚い壁を打ち破って決勝にやって来ました。
このタフなドローを勝ちあがり、土曜日の午後を制した彼女
が一ヶ月後のウィンブルドンでどうなるのかわかりませんが、
体力や予想、戦術の巧みさなどが同じレベルだったら、精神的に
強いプレイヤーの方が勝つのは自明の理です。ひょっとしたら
シャラポワが世界一になる前に彼女がその座を奪う可能性も
感じる私です。
それにしてもこういうすごい女性を見ていて思うのは、こういった
人の彼氏やだんなというのは大変だなと思いますね。ウィナーズ
スピーチで『私のような人をずっとサポートするのは大変だと
思うけれど、それをずっと一緒にやってくれただんなに感謝
します。』なんて言っていましたね。
諦めが悪く、気が強くて、負けず嫌いで、執着心が強く、自分
のためにいいものは何でも取り入れて時間とお金を使うという人
のそばにいるというのは大変なことだと思います。まぁ、それが
できる人だからこそ結婚できたのでしょうし、広い意味で同業者
だから分かり合えるのでしょうが、それでも世界で一番になりた
いとか、ベッドから立てないような状態でも私は再びラケットを
握るんだという強い欲望を抱いて、必死にリハビリするプレイヤー
のそばでサポートするという役目というのは覚悟とか根性、忍耐
というものが必要なわけで難しいことだと思いますね。
今日のベルギーは大騒ぎでしょう。
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