昨晩、アイスホッケー世界選手権がオーストリアのウィーン
で行われました。カードは共にアイスホッケー強国のカナダと
チェコ。私は現地には行けずにプラハでテレビによる観戦と
なりましたが、逆にこの国のホッケー熱を感じることができ
ました。では、試合のレポートです。
試合は第一ピリオドほぼ互角の戦いをしていた両軍でしたが、
シュートになかなか至らず、打てたシュートも威力のない
ものでキーパーにセーブを許してしまう展開。
そんな中、中盤でパックをキープしていたチェコがサイド
チェンジをして、そこからルチンスキーがミドルシュート。
これは決まったかに思えましたが、ポストに跳ね返りゴール
正面へ。ゴール周辺にはカナダディフェンダーが二人いました
がゴール前には位置せず、そこにプロスパルが突進し、シュート
を決めて先制点を上げました。
スポーツバーはもう勝ったような大騒ぎでした。
その後、両軍共にチャンスは作るものの、ディフェンス、
キーパーの守りが固く、シュートはゴールに達することなく
第一ピリオド終了。
第二ピリオドに入り、やはり両軍チャンスを作るものの
後一押しに欠ける。チェコのキーパーはこの大会のベスト
ゴールキーパーに選ばれているヴォコウンである。危ない
場面に出くわすこともあったが強烈なミドルシュートも
ゴール周辺での混戦も冷静に処理している。
第二ピリオドを終えてチェコの1−0というスコアで最終
ピリオドへ。
第三ピリオドお互いにディフェンスのいいところが出て
守備的な戦いになるのかなと思っていたところに中盤で
パックを奪いすぐにサイドチェンジ。ここに走りこんで
来たのがルチンスキーで左45度からフルスイングの
ミドルシュート。これが見事にゴールに突き刺さり、
二点目を得る。
もうプラハのスポーツバーはお祭り騒ぎ。チェジドトホの
声が響きわたる。恐らくチェコ中のスポーツバーや家庭
はこういった光景になっていることだろう。
つまらない反則で一人退場することがあったチェコチーム
だったが、パワープレイのチャンスをカナダはなかなか活かす
ことができず、ゴール直前まで迫るものの、シュートが外に
外れ、枠の中に行く時はディフェンスとキーパーの固い
守りに阻まれて点数を取れないまま時が流れてしまう。
レベルの高い攻防は時の流れを早く感じさせる。残り二分を
切り、カナダはキーパーも上がって総攻撃を仕掛ける。
勝つにはもうこれしかないという戦術で点数を取らなければ
行けないカナダのアタックは凄まじいものだったが、ここ
でもゴールを許さず、逆にチェコゴール寸前での混戦からヴァ
シチェックがパックを叩く。クリーンにヒットできなかった
パックは緩やかに流れ、カナダ人サポーターの悲鳴とチェコ人
サポーターの歓喜の声が流れる中ポストに跳ねて内側に進み
ゴールネットを揺らした。19分7秒チェコに三点目のゴール
である。
これがカナダの息の根を止めて、荒れるカナダ人プレイヤーの
乱闘騒ぎを経てゲームセット。
もうウィーンのアリーナの大歓声も凄かったが(コメンタリー
がその音声に負けないように話すから大変な音量)プラハの
各所のスポーツバーも大熱狂。とりわけ昨年のこの時期
立派なアイスアリーナを建造してホスト国として戦いながら
内容も結果も無残なものを残していただけにアイスホッケーが
国技の国としてはそりゃあもうお祭り騒ぎ。車で走っている
連中は走りながらクラクションを鳴らしまくり、国旗を
振り回したり、ビールを飲みまくっている。
ただ、ひどく冷静さを感じたのは不人気のクラウス大統領が
VIP席での映像で映るとブーイングしていましたね。
まぁ、ニュースステーションの久米宏の後釜、阪神の星野
監督の後任というのは前任者が凄すぎるので、やり難い
仕事ですが、ハヴェルの後の大統領というのはえらく不人気
であることをこんな時にも知りました。
まぁ、何ともファンタスティックな一日でした。
で行われました。カードは共にアイスホッケー強国のカナダと
チェコ。私は現地には行けずにプラハでテレビによる観戦と
なりましたが、逆にこの国のホッケー熱を感じることができ
ました。では、試合のレポートです。
試合は第一ピリオドほぼ互角の戦いをしていた両軍でしたが、
シュートになかなか至らず、打てたシュートも威力のない
ものでキーパーにセーブを許してしまう展開。
そんな中、中盤でパックをキープしていたチェコがサイド
チェンジをして、そこからルチンスキーがミドルシュート。
これは決まったかに思えましたが、ポストに跳ね返りゴール
正面へ。ゴール周辺にはカナダディフェンダーが二人いました
がゴール前には位置せず、そこにプロスパルが突進し、シュート
を決めて先制点を上げました。
スポーツバーはもう勝ったような大騒ぎでした。
その後、両軍共にチャンスは作るものの、ディフェンス、
キーパーの守りが固く、シュートはゴールに達することなく
第一ピリオド終了。
第二ピリオドに入り、やはり両軍チャンスを作るものの
後一押しに欠ける。チェコのキーパーはこの大会のベスト
ゴールキーパーに選ばれているヴォコウンである。危ない
場面に出くわすこともあったが強烈なミドルシュートも
ゴール周辺での混戦も冷静に処理している。
第二ピリオドを終えてチェコの1−0というスコアで最終
ピリオドへ。
第三ピリオドお互いにディフェンスのいいところが出て
守備的な戦いになるのかなと思っていたところに中盤で
パックを奪いすぐにサイドチェンジ。ここに走りこんで
来たのがルチンスキーで左45度からフルスイングの
ミドルシュート。これが見事にゴールに突き刺さり、
二点目を得る。
もうプラハのスポーツバーはお祭り騒ぎ。チェジドトホの
声が響きわたる。恐らくチェコ中のスポーツバーや家庭
はこういった光景になっていることだろう。
つまらない反則で一人退場することがあったチェコチーム
だったが、パワープレイのチャンスをカナダはなかなか活かす
ことができず、ゴール直前まで迫るものの、シュートが外に
外れ、枠の中に行く時はディフェンスとキーパーの固い
守りに阻まれて点数を取れないまま時が流れてしまう。
レベルの高い攻防は時の流れを早く感じさせる。残り二分を
切り、カナダはキーパーも上がって総攻撃を仕掛ける。
勝つにはもうこれしかないという戦術で点数を取らなければ
行けないカナダのアタックは凄まじいものだったが、ここ
でもゴールを許さず、逆にチェコゴール寸前での混戦からヴァ
シチェックがパックを叩く。クリーンにヒットできなかった
パックは緩やかに流れ、カナダ人サポーターの悲鳴とチェコ人
サポーターの歓喜の声が流れる中ポストに跳ねて内側に進み
ゴールネットを揺らした。19分7秒チェコに三点目のゴール
である。
これがカナダの息の根を止めて、荒れるカナダ人プレイヤーの
乱闘騒ぎを経てゲームセット。
もうウィーンのアリーナの大歓声も凄かったが(コメンタリー
がその音声に負けないように話すから大変な音量)プラハの
各所のスポーツバーも大熱狂。とりわけ昨年のこの時期
立派なアイスアリーナを建造してホスト国として戦いながら
内容も結果も無残なものを残していただけにアイスホッケーが
国技の国としてはそりゃあもうお祭り騒ぎ。車で走っている
連中は走りながらクラクションを鳴らしまくり、国旗を
振り回したり、ビールを飲みまくっている。
ただ、ひどく冷静さを感じたのは不人気のクラウス大統領が
VIP席での映像で映るとブーイングしていましたね。
まぁ、ニュースステーションの久米宏の後釜、阪神の星野
監督の後任というのは前任者が凄すぎるので、やり難い
仕事ですが、ハヴェルの後の大統領というのはえらく不人気
であることをこんな時にも知りました。
まぁ、何ともファンタスティックな一日でした。
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