プラハオープン最終日
2005年5月16日 スポーツ曇り空のプラハ。しかし、多くのチェコ人は昨晩の
アイスホッケー世界選手権での勝利で気持ちは晴れやか。
さて、テニスではどうなのかと思いつつテニスセンターへ。
昨日はスポンサー関係のビップトーナメントなどがあり、
晴れた空の下にぎやかだったのですが、今日は男女シングルス
の決勝と男子ダブルス決勝のみということで関係者の数が
少なく、さらにチェコ人はテレビでやっていればそれを見れば
いいと思うらしくさみしい数の観客の中で今日は男子シングルス
の決勝からスタート。
男子 ファイナル ヘルニッフ対ヴァネク
オープニングセットを競り合いながらも奪ったヘルニッフは
セカンドに入っても好調で3−0とリードし、ブレイクポイント
を握るがこれを活かしきれずにキープされ3−1に
これで集中力が切れたのか相手が生き返ったのか片や
めろめろに、一方は伸び伸びとプレイすることになり、
そこからはそれまでの展開がうそのような試合となる。
セカンドをヴァネクが6−4と奪うと、そのままの流れを
維持して6−3と割に簡単に制して試合終了。
流れというのは怖いなと思うと同時に二枚腰というか、
土俵際での弱さを感じた私でした。
女子ファイナル サフィーナ対オンドラスコワ
やはり今日も対戦相手より体格が二周り違い、頭一つ
身長が違うサフィーナ。無差別級のタイトルマッチである。
パワーでは明らかにサフィーナ。しかしながら、予測が
いいのか、体のぶれがなくてスムーズに動けるのか、
諦めが悪いのか、サフィーナのショットをエースにすること
なく返すことができるオンドラスコワ。昨日のチェコ人同士
の戦いでは彼女の足ということを意識することは少なく、
クカロワのエラーでラリーの決着が着いていたのでそれほど
動きの良さを感じることはなかったが、よく足が動いている。
そんなチェコ人のプレイにロシア人はよりワイドに
よりディープにショットを打つことになり、それが時に
エラーとなった。
ブレークの応酬で幕を開けたこの試合のキーポイントになった
のは第六ゲームだろう。オンドラスコワのサービスゲームで
キープのチャンスは十分あったのだが、ここでブレイクを
許してしまい、3−3となる。
その後もお互いにサービスブレーク、そしてサービスキープ
するもかなりしんどい思いをしてキープをするという展開。
12ゲームはオンドラスコワがセットポイントをしのいで
タイブレイクへ。
ここではやはり一発でエースを取れるサフィーナがポイント
を支配して、タイブレイクを制した。がっかりするファン、
そして恐らく色々な歴史や経緯、理由で肩身の狭い思いを
しているであろう在チェコロシア人が国旗を振って喜んで
いる。
セカンドの第一ゲームを失望が抜けきれないオンドラスコワ
が落とす。ここで一気に畳み掛けたいサフィーナだったが、
凡ミスとオンドラスコワのドロップショットが効いて
ブレイクに成功。1−1となった。
今日のオンドラスコワはつなぎのボールでネットすることが
多く、仕掛ける前にポイントを失うことが多かった。
昨日まで決まっていた回りこんでのフォアのストレートも
決まったのは数える程度。これはサフィーナのボールに
威力があったせいか、あるいはサフィーナを前後に揺さぶろう
とドロップショットを多用した戦術によるものなのか
本人に聞いてみないとわからないが、自分のパターンに
持ち込むまでにエラーで失点することが多かった。
その後、先にサービスを落とし、反撃を試みるも粘るサフィーナ
にブレイクまでには及ばず逆に第9ゲームを落として終了。
見ていて緊張感に包まれてテンションの高かった試合は
こうして終わりました。
スコア サフィーナ def オンドラスコワ 7−6,6−3
このテニスセンターの近くのスパルタプラハスタジアム
(正確にはトヨタアリーナと呼ぶらしいのですがジモッティ
は昔からの名前のスパルタプラハスタジアムと呼ぶ)で
サッカーのスパルタプラハ対ブルノのゲームが五時から
あったのですが、何だかこの女子のシングルスのテンションの
高さに疲れたので帰ることにしました。八時からは
いよいよチェコ人が楽しみにしているアイスホッケー世界選手権
のファイナルのチェコ対カナダです。優勝したらどんな騒ぎ
になるのでしょう。私の観戦記を書くためと体力温存のために
サッカー観戦は今日はやめにしました。
アイスホッケー世界選手権での勝利で気持ちは晴れやか。
さて、テニスではどうなのかと思いつつテニスセンターへ。
昨日はスポンサー関係のビップトーナメントなどがあり、
晴れた空の下にぎやかだったのですが、今日は男女シングルス
の決勝と男子ダブルス決勝のみということで関係者の数が
少なく、さらにチェコ人はテレビでやっていればそれを見れば
いいと思うらしくさみしい数の観客の中で今日は男子シングルス
の決勝からスタート。
男子 ファイナル ヘルニッフ対ヴァネク
オープニングセットを競り合いながらも奪ったヘルニッフは
セカンドに入っても好調で3−0とリードし、ブレイクポイント
を握るがこれを活かしきれずにキープされ3−1に
これで集中力が切れたのか相手が生き返ったのか片や
めろめろに、一方は伸び伸びとプレイすることになり、
そこからはそれまでの展開がうそのような試合となる。
セカンドをヴァネクが6−4と奪うと、そのままの流れを
維持して6−3と割に簡単に制して試合終了。
流れというのは怖いなと思うと同時に二枚腰というか、
土俵際での弱さを感じた私でした。
女子ファイナル サフィーナ対オンドラスコワ
やはり今日も対戦相手より体格が二周り違い、頭一つ
身長が違うサフィーナ。無差別級のタイトルマッチである。
パワーでは明らかにサフィーナ。しかしながら、予測が
いいのか、体のぶれがなくてスムーズに動けるのか、
諦めが悪いのか、サフィーナのショットをエースにすること
なく返すことができるオンドラスコワ。昨日のチェコ人同士
の戦いでは彼女の足ということを意識することは少なく、
クカロワのエラーでラリーの決着が着いていたのでそれほど
動きの良さを感じることはなかったが、よく足が動いている。
そんなチェコ人のプレイにロシア人はよりワイドに
よりディープにショットを打つことになり、それが時に
エラーとなった。
ブレークの応酬で幕を開けたこの試合のキーポイントになった
のは第六ゲームだろう。オンドラスコワのサービスゲームで
キープのチャンスは十分あったのだが、ここでブレイクを
許してしまい、3−3となる。
その後もお互いにサービスブレーク、そしてサービスキープ
するもかなりしんどい思いをしてキープをするという展開。
12ゲームはオンドラスコワがセットポイントをしのいで
タイブレイクへ。
ここではやはり一発でエースを取れるサフィーナがポイント
を支配して、タイブレイクを制した。がっかりするファン、
そして恐らく色々な歴史や経緯、理由で肩身の狭い思いを
しているであろう在チェコロシア人が国旗を振って喜んで
いる。
セカンドの第一ゲームを失望が抜けきれないオンドラスコワ
が落とす。ここで一気に畳み掛けたいサフィーナだったが、
凡ミスとオンドラスコワのドロップショットが効いて
ブレイクに成功。1−1となった。
今日のオンドラスコワはつなぎのボールでネットすることが
多く、仕掛ける前にポイントを失うことが多かった。
昨日まで決まっていた回りこんでのフォアのストレートも
決まったのは数える程度。これはサフィーナのボールに
威力があったせいか、あるいはサフィーナを前後に揺さぶろう
とドロップショットを多用した戦術によるものなのか
本人に聞いてみないとわからないが、自分のパターンに
持ち込むまでにエラーで失点することが多かった。
その後、先にサービスを落とし、反撃を試みるも粘るサフィーナ
にブレイクまでには及ばず逆に第9ゲームを落として終了。
見ていて緊張感に包まれてテンションの高かった試合は
こうして終わりました。
スコア サフィーナ def オンドラスコワ 7−6,6−3
このテニスセンターの近くのスパルタプラハスタジアム
(正確にはトヨタアリーナと呼ぶらしいのですがジモッティ
は昔からの名前のスパルタプラハスタジアムと呼ぶ)で
サッカーのスパルタプラハ対ブルノのゲームが五時から
あったのですが、何だかこの女子のシングルスのテンションの
高さに疲れたので帰ることにしました。八時からは
いよいよチェコ人が楽しみにしているアイスホッケー世界選手権
のファイナルのチェコ対カナダです。優勝したらどんな騒ぎ
になるのでしょう。私の観戦記を書くためと体力温存のために
サッカー観戦は今日はやめにしました。
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