ベダノワ、ベルガー、ファブリッツィオ
2005年5月13日 スポーツ現在福岡では女子テニスの五万ドルのトーナメントが
行われています。かつて世界の16位まで行ったダヤ・
ベダノワが出場していますが、二回戦負け。その試合
中にwww.kids-tennis.com主宰の方がコーチで父親と
話をしていて若くして世界の上の方まで行ってしまったの
ことが問題だったと話していたようです。
(詳しくはkids-tennis.comのコラムを参照ください。)
この言葉から思い出したのが、かつてのF1ドライバーの
ゲルハルト・ベルガー、そして現在スーパースポート世界
選手権で走っているミッシェル・ファブリッツィオです。
今回はこのことについて書いてみようと思います。
かつてのホンダF1活動の陣頭指揮を執られていた中村良夫氏
とニキ・ラウダ氏とのインタビューの中でベルガーがいい
ドライバーであるが世界チャンピオンに及ばなかった理由
としてラウダは『彼は早くスターになってしまった。』と
話していました。早く人気を得てしまった彼は周りに
持ち上げられ、はやし立てられてしまい、周りが彼の思って
いることをしてくれて、自ら苦労して何かを得ることや
地道に何かをすることに身も心も捧げることができない
ような環境になり、またメンタリティ的にはハングリーガッツ
が欠けてしまったのではないかと説明していました。
私は同じようなことを現場に居て、ミッシェル・ファブ
リッツィオに感じることがありました。彼の場合125で
走っていたときにそれほど評価されなく、成績も大した
ことがなかったのですが、ユーロスーパーストックで
ランツィ、ヴィッツィエッロ、アルフォンシといった連中
と戦い、これを制して、その後WCMとアプリリアで
MotoGPでそれなりの速さと成績を出して、ホンダの
引き合いでメガバイクでスーパースポートということに
なりました。
確かに速い。そしてマーケティング的にはイタリア人であり、
まだ若い彼にはすでにスターとして扱っている人が結構います。
しかし、私からすると、未だに世界選手権の掛かったレースで
一つも勝っていないライダーをそれほど持ち上げていいもの
かと思いますね。
何だか景気が良かった頃の日本のジュニアのテニスプレイヤー
が世界のツアーで一つも勝っていないのに道具もお金も
もらえる環境や日本の世界ツアーとは無縁の大会で勝った
程度で持ち上げて世界の厳しいツアーに入って戦っていく
ことをしないで現役を終えてしまったことを思い出してしまい
ます。
愛するあまり過度に持ち上げる事が本当の優しさとか
愛とかとは思えない私です。ファブリッツィオに関しては
近くにいることが多いので余計よく見えてしまうから
わかるのですが、才能だけで走ってそれでそこそこいいタイム
を出してしまうのはある意味いいことですが、ライダーとして
世界の頂上を狙うのにまだまだ足りないものがあります。
ちやほやするのはレースをいくつか勝ってからでも遅くない
と思う私です。ベダノワ、ベルガーの姿を見ることを
ファブリッツィオのファンには進めますが、イタリア人は
目先10メートル先までしか見えませんが、ローマ人は
それが5メートル先だからなぁ。無理な注文かも知れません。
行われています。かつて世界の16位まで行ったダヤ・
ベダノワが出場していますが、二回戦負け。その試合
中にwww.kids-tennis.com主宰の方がコーチで父親と
話をしていて若くして世界の上の方まで行ってしまったの
ことが問題だったと話していたようです。
(詳しくはkids-tennis.comのコラムを参照ください。)
この言葉から思い出したのが、かつてのF1ドライバーの
ゲルハルト・ベルガー、そして現在スーパースポート世界
選手権で走っているミッシェル・ファブリッツィオです。
今回はこのことについて書いてみようと思います。
かつてのホンダF1活動の陣頭指揮を執られていた中村良夫氏
とニキ・ラウダ氏とのインタビューの中でベルガーがいい
ドライバーであるが世界チャンピオンに及ばなかった理由
としてラウダは『彼は早くスターになってしまった。』と
話していました。早く人気を得てしまった彼は周りに
持ち上げられ、はやし立てられてしまい、周りが彼の思って
いることをしてくれて、自ら苦労して何かを得ることや
地道に何かをすることに身も心も捧げることができない
ような環境になり、またメンタリティ的にはハングリーガッツ
が欠けてしまったのではないかと説明していました。
私は同じようなことを現場に居て、ミッシェル・ファブ
リッツィオに感じることがありました。彼の場合125で
走っていたときにそれほど評価されなく、成績も大した
ことがなかったのですが、ユーロスーパーストックで
ランツィ、ヴィッツィエッロ、アルフォンシといった連中
と戦い、これを制して、その後WCMとアプリリアで
MotoGPでそれなりの速さと成績を出して、ホンダの
引き合いでメガバイクでスーパースポートということに
なりました。
確かに速い。そしてマーケティング的にはイタリア人であり、
まだ若い彼にはすでにスターとして扱っている人が結構います。
しかし、私からすると、未だに世界選手権の掛かったレースで
一つも勝っていないライダーをそれほど持ち上げていいもの
かと思いますね。
何だか景気が良かった頃の日本のジュニアのテニスプレイヤー
が世界のツアーで一つも勝っていないのに道具もお金も
もらえる環境や日本の世界ツアーとは無縁の大会で勝った
程度で持ち上げて世界の厳しいツアーに入って戦っていく
ことをしないで現役を終えてしまったことを思い出してしまい
ます。
愛するあまり過度に持ち上げる事が本当の優しさとか
愛とかとは思えない私です。ファブリッツィオに関しては
近くにいることが多いので余計よく見えてしまうから
わかるのですが、才能だけで走ってそれでそこそこいいタイム
を出してしまうのはある意味いいことですが、ライダーとして
世界の頂上を狙うのにまだまだ足りないものがあります。
ちやほやするのはレースをいくつか勝ってからでも遅くない
と思う私です。ベダノワ、ベルガーの姿を見ることを
ファブリッツィオのファンには進めますが、イタリア人は
目先10メートル先までしか見えませんが、ローマ人は
それが5メートル先だからなぁ。無理な注文かも知れません。
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