SBKイタリアラウンド SS レース
2005年5月9日結果を書くことになるので知りたくない人は読まないで下さい。
圧倒的な強さを発揮するテンカーテホンダ。マシンカラーリング
およびライダーは昨年から変わったものの強さは変わらないまま
日曜日の午後を迎えた。
同じCBRを使い、天性の速さを有しているファブリッツィオには
今回地元の期待が集まり注目された。レース展開によっては
フランス人と日本人を止めることができるのでは。
そんなパドックの空気をぶち壊したのがこのローマ人であった。
注目のスタート。彼は止まったように動き、一気に後方に沈んで
しまった。
トップ争いはウィンストンテンカーテの二人でヴァレンシアの
リプレイになるかに思われた。しかし、エンジンパワーを
利してトップ争いに絡んだのが苦労人のナンネッリであった。
最終のパラボリカからきれいに立ち上がり、スリップに潜り込んで
直線で並び、一コーナーへのアプローチでのブレーキング競争に
勝ち、一コーナーに飛び込み、トップを奪い、快走する姿に
コーナーごとに彼に大きな声援が飛ぶ。
何度も抜かれ、抜きかえすシャーペンティエ、藤原、ナンネッリ。
この三者のペースが速く、カーテンは単独走行、その後ろから
やはりドゥカティスタのコラーディが初めてのドゥカティSSで
いいタイムで走り、サンナも好走を見せる。それに周を追うに連れて
迫っていくのがスタート大失敗のファブリッツィオである。
ポイントリーダーと二位のライダー相手に互角以上の戦いを
見せるナンネッリ。ピットのムードも異常な高まりを見せる。
レース終盤、いい走りをしていたサンナがクラッシュ。戦列を
離れる。すばらしい追い上げのファブリッツィオはコラーディを
攻略し、カーテンへの追撃を始める。
残り二周。苦しくなったナンネッリがミスをして、少し離れてしまう。
優勝争いがシャーペンティエと藤原の戦いになる。
同じマシンを使いどこがお互いに速いか知っていた両雄の激しい
高速バトルとなり、息を飲みながら見る展開となったが、前回
悔しい二位となった藤原が何が何でも勝ちたいという欲望が頂点に
達し、シャーペンティエに襲いかかる。
微妙なフィニッシュとなり、写真判定に持ち込まれたレースとなった
ウィナーは藤原となった。これで今季二勝目である。
少し遅れて、素晴らしいレースを見せて、ホンダ勢に食い下がり
時にトップを奪うレースをしたナンネッリがチェッカードフラッグ。
ウィナーは藤原であったがヒーローはナンネッリであった。
大殊勲の表彰台でこれは彼のキャリア初の登壇であった。
ドゥカティSSとしてはをボンテンピが
オーストラリアでミシュランタイヤを利して三位を奪った時以来の
表彰台となりドゥカティ関係者が祝福する姿に彼の愛される人間性
とこの週末の素晴らしいパフォーマンスの全てが浮かび上がる
モンツァのレースとなった。
四位に最後にカーテンを攻略しファブリッツィオ、ヤマハ最速の
カーテンは五位となった。
表彰台に上がったナンネッリに勝者と同じ位の拍手、歓声が送られた。
彼がイタリア選手権のSSを制したものの、ロレンツィオーニ
レオーニと活動できない状態になり一時はどうなるかと思われた
ものの、型落ちのドゥカティで昨年好走を見せてチャンスをつかみ
こうして今季強い強いホンダ勢と激しく渡り合い、表彰台を得た
彼の姿を見てしばらく涙が止まらなかった私だった。
圧倒的な強さを発揮するテンカーテホンダ。マシンカラーリング
およびライダーは昨年から変わったものの強さは変わらないまま
日曜日の午後を迎えた。
同じCBRを使い、天性の速さを有しているファブリッツィオには
今回地元の期待が集まり注目された。レース展開によっては
フランス人と日本人を止めることができるのでは。
そんなパドックの空気をぶち壊したのがこのローマ人であった。
注目のスタート。彼は止まったように動き、一気に後方に沈んで
しまった。
トップ争いはウィンストンテンカーテの二人でヴァレンシアの
リプレイになるかに思われた。しかし、エンジンパワーを
利してトップ争いに絡んだのが苦労人のナンネッリであった。
最終のパラボリカからきれいに立ち上がり、スリップに潜り込んで
直線で並び、一コーナーへのアプローチでのブレーキング競争に
勝ち、一コーナーに飛び込み、トップを奪い、快走する姿に
コーナーごとに彼に大きな声援が飛ぶ。
何度も抜かれ、抜きかえすシャーペンティエ、藤原、ナンネッリ。
この三者のペースが速く、カーテンは単独走行、その後ろから
やはりドゥカティスタのコラーディが初めてのドゥカティSSで
いいタイムで走り、サンナも好走を見せる。それに周を追うに連れて
迫っていくのがスタート大失敗のファブリッツィオである。
ポイントリーダーと二位のライダー相手に互角以上の戦いを
見せるナンネッリ。ピットのムードも異常な高まりを見せる。
レース終盤、いい走りをしていたサンナがクラッシュ。戦列を
離れる。すばらしい追い上げのファブリッツィオはコラーディを
攻略し、カーテンへの追撃を始める。
残り二周。苦しくなったナンネッリがミスをして、少し離れてしまう。
優勝争いがシャーペンティエと藤原の戦いになる。
同じマシンを使いどこがお互いに速いか知っていた両雄の激しい
高速バトルとなり、息を飲みながら見る展開となったが、前回
悔しい二位となった藤原が何が何でも勝ちたいという欲望が頂点に
達し、シャーペンティエに襲いかかる。
微妙なフィニッシュとなり、写真判定に持ち込まれたレースとなった
ウィナーは藤原となった。これで今季二勝目である。
少し遅れて、素晴らしいレースを見せて、ホンダ勢に食い下がり
時にトップを奪うレースをしたナンネッリがチェッカードフラッグ。
ウィナーは藤原であったがヒーローはナンネッリであった。
大殊勲の表彰台でこれは彼のキャリア初の登壇であった。
ドゥカティSSとしてはをボンテンピが
オーストラリアでミシュランタイヤを利して三位を奪った時以来の
表彰台となりドゥカティ関係者が祝福する姿に彼の愛される人間性
とこの週末の素晴らしいパフォーマンスの全てが浮かび上がる
モンツァのレースとなった。
四位に最後にカーテンを攻略しファブリッツィオ、ヤマハ最速の
カーテンは五位となった。
表彰台に上がったナンネッリに勝者と同じ位の拍手、歓声が送られた。
彼がイタリア選手権のSSを制したものの、ロレンツィオーニ
レオーニと活動できない状態になり一時はどうなるかと思われた
ものの、型落ちのドゥカティで昨年好走を見せてチャンスをつかみ
こうして今季強い強いホンダ勢と激しく渡り合い、表彰台を得た
彼の姿を見てしばらく涙が止まらなかった私だった。
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