昨年までユーロスーパーストック(今季からFIMカップ
ストック1000選手権に改組)を戦っていたチェコインター
モトチームが今季からスーパースポート世界選手権に参戦。
チェコという国からチェコ人とポーランド人を擁して新しい
冒険に挑んだこのチームの代表のヨゼフに単独独占インタビュー
(文責yasumarzo。言語イタリア語。ヨゼフはイタリア語が
わかります。)

yasumarzo(以降yasu)dobry den.Jak se ma’s?(こんにちは。
お元気ですか。)

josef dobre dobre(元気元気。)

yasu チェコ語の発音は母音が五個で楽だけど、文法が
難しくてまだ話せないのでイタリア語で話しますが、
冬の間、あなた方のチームがCBR600でWSSに出てくると知って
驚きながらもうれしかったけれど、これは昨年あたり温めて
いたアイデアだったの。

josef そうだね、昨年までストックバイクの選手権をやって
いて05年のことを考えていたときにホンダヨーロッパや
ライダー、スポンサー関係など交渉して世界選手権でやると
いう環境が出来てきて決断したよ。

yasu ライダーのトミーに関しては君とずっとやってきて
一緒にステージを変えることになったけれど、もう一人はどう
いう理由でリクルートしたのかな。

josef 昨年のマニクールの時にブランネッティ(筆者注
彼は昨年アプリリアのリッターバイクでユーロスーパー
ストックを戦っていた。)と話をして大筋のところで合意
したんだ。彼には重いバイクの経験もあるし、GPやユーロ
STKで色々な所で走っていた経験もあるしね。その後、
まとめの作業に入った時に残念だけど、お互いに合意できない
部分がどうしても存在して違うライダーを探すことになった
んだ。

そのライダーというのが実はマルケータ・ヤナコーバなんだ
けれど、今季はブルノでSBKもあるし、チェコ人ということ
もあって彼女の周りやスポンサーの反応も良かったんだ。
しかし、彼女のマネージャーというのはイタリア人なんだけど
話しているうちにはいといいえの両方があって、いいえの
部分でどうしても譲れないところもあって、破談になって
そこに現れたのが今季うちで走るライダーだったんだ。

yasu そうなのか、私もブランネッティのことが好きだし、
ヴァレンティーノ・ロッシが彼のファンでできることなら
いい条件で走らせてあげたかったみたいだけど残念だったね。
まぁ当事者同士で飲めない話というのもあるだろうけれど。
ところでこのCBR600というのは三年連続のチャンプマシン。
このマシンに関してのインプレはどんなものがあるのかな。

josef これはいい。すごくいいバイクだ。オランダサイドで
マシンを作ってもらって、こちらで最後サーキットでセット
アップするけれど、すごくいいバイクだ。

yasu ユーロSTKとWSSではやることの多さや違いがかなり
あると思うけれど、どう感じているのかな。

josef まぁ、100%を出して仕事することがこの数ヶ月
すごく多いね。地元でやる仕事も含めてすごく忙しい。

yasu チェコという国にいることが結構ある私からすると
最近のチェココルナのユーロや円に対する強さは半端で
なくて、強いなぁとため息をついてしまいますが、それが
このWSS参戦を助けているよね。

josef うーん、これは強いチェココルナというのは、いいこと
である反面、困ることもあるわけで、ケースバイケースで
いいことまずいこと半々だね。

yasu トミーはまだ若いし、チームは初めての世界選手権
だし、学習することが多いと思うけれど、期待しているよ。
ホドニューシュテスティ(グッドラック)

josef dekuju(ありがとう。)

コメント