SS ウィンストンテンカーテ強し。ホンダのマシンの
強さが際立つスペインであった。しかし、そこに思わぬ
伏兵が現れて面白みが増した金曜日の午後であった。

シャーペンティエ、藤原が38秒台。フォレのホンダが
39.4で三番手。四番手は何とワイルドカード参加の
若きスペイン人のカッラスコが40.0のタイムを叩き出し
暫定の一列目であった。彼がヤマハ勢トップ。この初日の
予選のヒーローにセッション終了後の話を聞きました。
(文責yasumarzo。言語イタリア語。少々彼のわからない所は
メカニックのイタリア語のわかる人に手伝っていただきました)

yasumarzo (以降yasu)素晴らしかったね。何と初日を
四番手。この結果は予想できたかい。

victor carrasco (以降vic)いぁ、考えられないタイムと
順位だった。

yasu このR6でスペインで戦っているのかな。

vic そう、ただスペイン選手権ではミシュランタイヤなんだ。
R6でピレリで走るのは実は今回が初めてなんだ。

yasu 昨年もここで走ったのかな。

vic そうだけど、その時はCBRだった。今年はR6で走れる機会
に恵まれた。

yasu スペインという国では小排気量で素晴らしいチャンプ
が出てきたことやメーカーがあったりでMotoGPの人気が高い。
SBKやSS選手権でもチャウス以来トップクラスのライダーが出
てきていないけれど、この活躍はスペインにとって朗報だね。

vic この週末が重要だということはわかっているし、地元の
ファンや友達、スポンサーにとって大事だしね。

yasu ホンダの三台の次のヤマハが君だというのはスペイン
だけでなく世界中に大きなニュースとして流れると思うよ。
明日、明後日と期待していいかな。

vic もっとプッシュしてタイムも順位も上げたいね。

初日にビッグサプライズを与えてくれたのはバルセロナの
若者でした。

二列目以降はカーテンのヤマハ、ファブリッツィオのホンダに
やはり地元となるフォレスのスズキにドゥカティスタの
ナンネッリという序列でした。

SBK 予想通りコーサーとスズキが強い。しかし、興味深い
序列となりました。

トップのコーサーがダントツの速さでただ一人35秒台
を叩き出しましたが、二番手にPSG1カワサキのクリス・ウ
ォーカーが36.7で続きました。そして37秒フラットの
三番手のキリから二十番手のベン・ボストロムまでが何と
一秒以内でひしめき合う大混戦。これはノンコーサー
クラスの土日がとても楽しみな展開ですね。

日本勢は加賀山六番手、阿部が十番手、芳賀が残念なことに
二十一番手でした。

コーサーはどこまで速くなるのか、何だかここでのコーサー、
アプリリア、ダンロップのダブルウィンを思い出してしまう
速さと強さを感じた初日でした。

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