相変わらずプラハのネット屋のyasumarzoです。

インターネットでソニーエリクソンWTAツアーのサイトを
見ていたらチェコで今季から大会が始まります。
西ヨーロッパで規制されている広告が許可され
ているからなのか(バイクのMotoGPやSBKもチェコでやるのは
タバコ屋の意向や影響力は大きいと思う。)複合的な成り立ち
で新規大会が開催されるのですが、何だかテニスの市場の
広がりと自国のプレイヤーにチャンスを与えたり当該国テニス
協会の思惑を感じます。

そんなことを感じている中、今朝、かつてツアープレイヤー
で、一昨年ジュニアのダブルスの世界ナンバーワンプレイヤ
ーのアンドレア・フラファコーバのコーチだったデヴィド・ハ
ヴェルと一緒にお茶をしていました。

そこでチェコのECM PRAGUE OPEN(ティアIV140.000
US$)の大会について聞いてみました。

同じ時期にこれも最近出来た男子のチャレンジャー大会で
Prague Open(100.000ドルプラスホスピタリティ)
があるのですが、この大会と女子の新規の大会を同じ会場
で開催するようです。

まぁ、確かにアイスホッケーが国技で二番目にサッカーと
いう国でかつてはレンドルやマンドリコワといったプレイヤー
を輩出したものの、世界格式のトップクラスではぺトル・
コルダ、ヤナ・ノボトナ以来四台大会のSFあたりに出てくる
プレイヤーが出てきていない。

世界のトップを狙うためにはやはり自国のジュニアを卒業
した連中や怪我などでランクを落としたプレイヤーのため
にグラスルーツレベルの大会の開催、トップ100や200
から世界のトップを狙うために戦うための中規模クラスの
大会の開設といったものが必要だと思うのですが
チェコではグラスルーツレベルのチャレンジャーの大会に
加え、こうしてWTAの将来のトップを狙うためのいい規模の
大会を開催できることになったようです。

そして、ランクの上の人達は世界中の大規模大会に行くという
仕組みですが、自国でこうして中規模クラスの大会が開かれる
のはいいことだと思います。

また、スポンサーへの効果から考えると男女同時期開催となると
多くの人が見に来ることが考えられますし、分離開催に比べて
安く予算を組むことができるでしょう。

まぁ、ここのところのチェココルナの上昇は私にとっては
痛いものがありますし、私の友人の某新聞のプラハ支局の
親父はドル建てで給料をもらっていて、三年前は1$が40
チェココルナだったのに、今では22か23チェココルナ。
一家の大黒柱が大変な目にあっていていますし、私も
1チェココルナ3円だった時代を知っているのですが、今じゃ
ほぼ5円。困っている人も多いのですが、チェココルナに
投資する投資家および投機家が多いというのは経済に明るさ
を感じているからで、強いチェココルナを武器にテニスの大会
を新設することが可能なのでしょう。

そこでクレーコート世界一決定戦の直前にプラハの五月に
チャレンジャー大会にしては高額で中堅レベルの男子の
プレイヤーを呼び込むことに成功し、また、女子の大会も開
こうという気運を生み、前述のような対スポンサーやお客さ
んへの満足度を考えて男女同時期開催を実現させた。

やるなぁという感じがしましたね。

ミラノでジュニアのtorneo buonfiglio(gradeA)があるのです
が、昨年と同じ環境で見られるのなら、週の前半をミラノで
後半をプラハで過ごそうかと考えている私です。

ミラノもプラハも料金が昨年ただでしたしね。

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