ヨーロッパのEU加盟国に行って驚くのが、タバコ広告の
規制ですね。

よくタバコの広告が若い人達にいいイメージを与えて、
それが若年層の喫煙に繋がるという話があり、それを
断ち切るためにF1やMOTOGPでタバコ広告に厳しい
国では宣伝ができないようにしています。
(近年、F1やMOTOGPがカタールや中国という
国で開催しているのは、このことも大きな理由の一つ)

私が疑問に思うのは果たして、本当にF1のフェッラーリを
見て、マールボロを吸おうとかMOTOGPのヤマハM1に
描かれているゴーロワーズを見てフランスのタバコがいいと
考えるのだろうかというものです。

吸いたい人間は宣伝や企業の広報活動など関係なく吸いたい
だろうし、私のようにタバコが嫌いな人はF1やMOTOGP
を見ていようとも吸いたいとは思わないのではないでしょうか。

アダルトビデオを見たい人は別に宣伝がなくても見たがるし、
見たくない人は見ないでしょうしね。

権力を有している側が表現を規制するということに
対する危惧を抱いてしまう私です。健康に悪いことの
広告は駄目だということがどんどん拡大解釈されて、チョコレート
やケーキのメーカーが宣伝できなくなったり、ファースト
フードや清涼飲料水はメーカー名を消さなければいけない
なんてことにならないか心配になる私です。

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