イタリアのテレビ局と仕事した時の話
2004年12月13日 スポーツ最後のトヨタカップが昨日終わりました。昨晩のあの
試合はテレビの前で一視聴者として見ていましたが、
昨年は現場に行っていました。
まぁ、これは仕事ということで行っていたのですが、
この時の仕事というのはタイトルにあるようにACミラン
がヨーロッパ代表として出場したので、イタリアにおける
地上波の放映権を有していたメディアセットの中の
製作会社のお手伝いをしていたわけです。
サッカーのことを知っている人にとってはミランが出てきて
そのチームの会長がベルルスコーニで、テレビ放映が
メディアセットになるというのはよくわかると思います。
今は政治の世界にいるベルルスコーニですが、もともとは
イタリアのメディア王ですからね。マスコミから政財界に
影響力があり、人にアドバイスを与えたり、支援するだけで
は物足りなくなり自ら政界入りしたのが彼です。
私は試合日の一週間前から試合翌日の彼らの帰国便まで
お付き合いしたのですが、色々な意味で面白かったですね。
日本という国は独裁国家でもなければ、どこかの国に占領
されているわけでもないので、個人の政治的な自由とか
お気に入りの野球チームがあってもいいはずです。
ところが、どういうわけか各社のカラーというのを濃厚に
感じることが多いです。
本当かうそか知りませんが、日本テレビはジャイアンツファン
でないと入社できないという噂もあるほどです。
実際、私は入社試験を受けたわけではないし、
社内に入ったこともないので当事者に話を聞いたわけでも
なく伝え聞いた範囲ですが何か信憑性は感じます。
また、私は名古屋人ですが、名古屋のテレビ局やラジオ局
はどうもドラゴンズファンを採用しているような
(とりわけスポーツアナウンサーに関しては)気がします。
そんな印象を日本のメディア関係者に抱いている私が
イタリアのベルルスコーニ系のテレビ関係者と会った
のですが、これがベルルスコーニ嫌いが多い。
彼の政治手法やビジネスの進め方が嫌だという人が
多かったですね。
さらにミランは好きだけれどベルルスコーニは嫌いと
いうのもいました。
実際イタリアではミラニスタだけど、アンチベルルスコーニ
でフォルツァイタリアに投票したことがないという人も
多いようですし、インテリスタだがベルルスコーニ支持
という人もいるようです。
当初私は何だか変だなと思いましたが、これは民主主義が
ある意味機能しているんだなと思いましたね。
独裁国家や独裁的な組織というのは他の意見や思想を受け入れ
ない体制を指すのでしょうが、政治的な意見を表明する自由
や好きなサッカーチームは自分の働く組織とは無関係でも
いいということはいいことのように思います。
ジャイアンツファンの中にナベツネ嫌いというのは
どれくらいいるのかわかりませんが、渡辺恒雄という
人が間違いを犯したり、変な方向に物事を導こうとした
時にNOを言える読売新聞社やジャイアンツファンという
のがどれほどいるのか知りたい私です。大橋巨泉という
人はそういう人の一人だと思いますが。
試合はテレビの前で一視聴者として見ていましたが、
昨年は現場に行っていました。
まぁ、これは仕事ということで行っていたのですが、
この時の仕事というのはタイトルにあるようにACミラン
がヨーロッパ代表として出場したので、イタリアにおける
地上波の放映権を有していたメディアセットの中の
製作会社のお手伝いをしていたわけです。
サッカーのことを知っている人にとってはミランが出てきて
そのチームの会長がベルルスコーニで、テレビ放映が
メディアセットになるというのはよくわかると思います。
今は政治の世界にいるベルルスコーニですが、もともとは
イタリアのメディア王ですからね。マスコミから政財界に
影響力があり、人にアドバイスを与えたり、支援するだけで
は物足りなくなり自ら政界入りしたのが彼です。
私は試合日の一週間前から試合翌日の彼らの帰国便まで
お付き合いしたのですが、色々な意味で面白かったですね。
日本という国は独裁国家でもなければ、どこかの国に占領
されているわけでもないので、個人の政治的な自由とか
お気に入りの野球チームがあってもいいはずです。
ところが、どういうわけか各社のカラーというのを濃厚に
感じることが多いです。
本当かうそか知りませんが、日本テレビはジャイアンツファン
でないと入社できないという噂もあるほどです。
実際、私は入社試験を受けたわけではないし、
社内に入ったこともないので当事者に話を聞いたわけでも
なく伝え聞いた範囲ですが何か信憑性は感じます。
また、私は名古屋人ですが、名古屋のテレビ局やラジオ局
はどうもドラゴンズファンを採用しているような
(とりわけスポーツアナウンサーに関しては)気がします。
そんな印象を日本のメディア関係者に抱いている私が
イタリアのベルルスコーニ系のテレビ関係者と会った
のですが、これがベルルスコーニ嫌いが多い。
彼の政治手法やビジネスの進め方が嫌だという人が
多かったですね。
さらにミランは好きだけれどベルルスコーニは嫌いと
いうのもいました。
実際イタリアではミラニスタだけど、アンチベルルスコーニ
でフォルツァイタリアに投票したことがないという人も
多いようですし、インテリスタだがベルルスコーニ支持
という人もいるようです。
当初私は何だか変だなと思いましたが、これは民主主義が
ある意味機能しているんだなと思いましたね。
独裁国家や独裁的な組織というのは他の意見や思想を受け入れ
ない体制を指すのでしょうが、政治的な意見を表明する自由
や好きなサッカーチームは自分の働く組織とは無関係でも
いいということはいいことのように思います。
ジャイアンツファンの中にナベツネ嫌いというのは
どれくらいいるのかわかりませんが、渡辺恒雄という
人が間違いを犯したり、変な方向に物事を導こうとした
時にNOを言える読売新聞社やジャイアンツファンという
のがどれほどいるのか知りたい私です。大橋巨泉という
人はそういう人の一人だと思いますが。
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