今日もスロバキアのブラティスラバのネット屋からです。

この国に滞在するのは、今回が初めてです。
前回、ここに来たときはただ、領土内を通り過ぎるだけ
でしたからね。

私がこの国について思うのは、チェコとスロバキアの大きな
違いとビジネスマインドについてですね。

チェコという国は98年にビザが要らなくなりました。
一般的な観光客というのはビザなしで入国が可能になりました。

それ以前というのはビザが必要だったのですが、これも
私はブタペストで入手したのですが、これは簡単に手続き
ができてすぐに発給してくれました。また、ボーダーでも
簡単に手に入れることができたようです。

ところが、スロバキアという国は、チェコとはまるで違って、
ビザが02年の四月まで必要でした。
さらにこれが発給が時間がかかったり、何と信じられな
い話ですがボーダーで申請できずに隣国に追い返されたり
した日本人が多かったです。

チェコのプラハというのは、商業都市であり、観光都市で
日本人に対してウェルカムという姿勢であり、それが
ビザの発給の容易さとボーダーでの迅速な対応、そして98年
以降はノービザという形になっていて、プラハの夏休みや
卒業旅行のシーズンなど多くの日本人を見ることができます。

それに比べてスロバキアのブラティスラバというのは、
あまりぱっとしない印象が強いですね。また、先に述べた
ようにビザの入手の難しさやボーダーでの発給不可という
こと、そして02年までビザが必要だったということに現れ
ていました。

地図を見ていただけるとわかりやすいのですが、オースト
リアのウィーンとスロバキアのブラティスラバとは60キロ
の距離。バスで鉄道でも一時間です。

でもって、東京からも大阪からもオーストリア航空が
ウィーンに直行便を飛ばしています。つまり、ウィーンに
入る日本人観光客というのはかなりの数になるはずです。

それであるなら、チェコが98年にビザなし入国に切り
替えて多くの日本人観光客を呼び込むことに成功して
いたのに、ずっとビザの状況が変わらず、日本人を一つ
のマーケットとして考えずにようやく02年になって
ビザ無しになったことはスロバキアの観光業界にとって
は大きなマイナスだったはずです。

また、今現在でも、ウィーンに来た日本人をブラティス
ラバに呼び込もうという意志というかビジネスマインド
を感じることができません。

日本人やイタリア人が(まぁ、私の二番目の言葉は
イタリア語でイタリア人と接する機会が多いのですが)
チェコスロバキアと口にすることが多いのですが、
チェコとスロバキアには大きな違いがあると思います。
その大きなものが観光業に対する考え方で日本人の多い
プラハとそうでないブラティスラバによく表れていると
思います。

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