イタリアという国に縁のある私ですが、よく居る町という
のがレッジョエミリアです。

このパルマとモデナの間の町ですが、ミラノやピアチェンツァ
に出るにも、ボローニャやイモラ、リミニに行くにも
幹線の中の町なので乗り換えなく行けて楽ですね。

また、私はかつてリミニで勉強していた時期があったのですが
レッジョエミリアの訛りというのは私にはわかりやすいです。

イタリア語というのは、私たち日本人やイタリア人以外の
人は簡単につい「イタリア語」と口にしてしまいますが、
まぁ、あの国には地方語がやたらと多い。
イタリア語というのは、いわゆるフィオレンティーノ
つまりフィレンツェ訛りのことをさしますね。

レッジョエミリアの言葉というのはわかりやすくて、
きれいだと思います。

さらに安く旅行をしたいと思っている人間にとっても
レッジョエミリアはいいところです。

ミラノのユースホステル(YH)などは高い上に駅から
離れているので、地下鉄に乗らなければいけない。
そして、再び町の真ん中に出るのに、もう一回乗り、
戻るのにさらにもう一回。そして翌日に駅に行くのに
もう一回乗る必要性があるし、その他にも食べる飲むが
高くつく。

その点、レッジョエミリアというのは、小さな町なので、
駅から15分程の所にYHがあるので歩けない距離ではない。
また、これが町の真ん中にあるので、真向かいが
ピッツェリア、歩いて二分の所にエッセルンガという
全国規模のスーパー。そして図書館も近いし、
町の行政サービスのビルが近くて、予約は必要だが、
ネットがただでできる。(これは図書館もです。)
飲食関係も安いし、中華やケバブを食べることが
できる場所も多い。

YHについてさらに触れるとイタリアのYHというのは、
大体昼間外に出なければいけないところが多いのですが
ここは昼間の出入りも管理人が許してくれているし
また、F1やバイクのレースをテレビルームで一緒に
盛り上がりながら見ることができます。
(昨年のF1の鈴鹿、モトGPのマレーシアなど時差の関係
で朝、相当早かったのですが、宿泊者の多くが起きて
集まっていました。)

さらに日本人にはうれしいことに、駅の近くに中国人
経営のスーパーがありインスタントラーメンやら
醤油なども買うことができ、外国人が経営する
国際電話のコールセンターもある。

また、私はイタリアという国は障害者差別が強いと
思うのですが、レッジョエミリアの駅というのは
スロープがあり、04年11月初旬現在、エレベーターは
まだ稼動していないのですが、これが動き始めると
恐らくエミリアロマーニャ州で一番障害者やお年寄りの
移動にやさしい駅になると思われます。

別に特別な建造物があるわけでも、世界的なお祭りが
あるわけでもないのですが、私がほっとできて、
温もりを感じることができ、安く収めることができる
そんな町がレッジョエミリアです。

ただこれは私がイタリア語がわかるという理由も
大きいのかも知れませんが(日本人の私がイタリア語を
話すと本当にイタリア人はよくしてくれます)
それにしても小さくていい町です。

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