テニス、バドミントン、卓球、プロレスなどには、個人で戦う
以外に二人で組んで試合をすることがあります。

テニスで言うと、シングルスではぱっとしないのに、ダブルス
ではトップ10に入るようなプレイヤーもいたり、はなから
シングルスを捨ててダブルスに絞って世界に挑むプレイヤーも
います。

そこである時、すぐれたダブルスプレイヤーというのはどんな
ものなのか考えたことがありました。

テレビを見ていて、例えば長嶋一茂という人は、さんまの番組に
出ると、さんまちゃんが彼のおかしさを上手いこと引き出して
笑いに結び付けているなという気がします。

同じように、島田紳助と一緒の時の磯野貴理子というのは
半径五メートルほどの距離で起きたハプニングなどを
ネタに昇華して、紳助の素晴らしいネタの振り方にちゃんと
応えて大きな笑いを取っていって番組を盛り上げることが
数多くあります。

ところが、面白いと思われているこの長嶋一茂と磯野貴理子が
一緒に組んで、2004年の四月からTBSの正午からの
時間帯の新番組をやったのですが、大きくはずしてしまいましたね。

ある種、明石家さんまと島田紳助という二人がいいネタの振り方を
したり、にじみ出るおかしさを拾って行くからさんまと一茂、
紳助と貴理子のコンビというのはスィングするわけだと
よくわかりました。

ということで、私の結論というのは、さんまと紳助というのは
ジョン・マッケンローで、一茂と貴理子というのは、ピーター・
フレミングだったということですね。ノアとルコントという
ペアではなかったと思います。

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