ベルトラン・タヴェルニエと私の歴史などを
2004年10月20日 映画何年か前に夜中にテレビを見ていて、コマーシャルになったので
いつものようにチャンネルを変えていたら、見覚えのある顔を見る
ことになりました。
たまたまNHK教育のフランス語会話を目にしたのですが、
この番組の文化人や有名人のインタビューに
ベルトラン・タヴェルニエが出ていました。恐らく新作のある種
のプロモーションを兼ねてのものだと思いました。
私はこの映画監督と過去二回会ったことがあります。
一回目は私が16歳の時。彼の「田舎の日曜日」”dimanche a la
compagne"の上映会が名古屋の千種の河合塾であり、
この上映の後、彼を含めてティーチインが行われました。
色々な話が聞けたのですが、その後、彼に握手を求めに
行き、彼もそれに応じてくれたのですが、その時に「merci」
と言われたのですが、当時の私はその程度のフランス語もわか
らずに(今の私を知っている人には理解できないかもしれま
せんが)英語で「thank you」と答えていました。
二回目は私が私が22歳か23歳の時。フランス映画祭横浜に行った
時のこと。
この映画祭で彼の「L627」が上映され、場所を変えて、やはり
お話する機会に恵まれました。
この時に私はじっくり話すことができたのですが、最初に会った
時に「merci」と言われたのに、それがわからなかったこと。
それが理由で大学の第二外国語にフランス語選んだこと。
ところが、その後に始めたイタリア語の発音やイントネーション
が名古屋弁に似ているので、イタリア語の方が上手くなってしまっ
たこと、「ラウンドミッドナイト」に大変感銘を受けたこと
などを話したら、大変喜んでくれて、私に合わせてイタリア語
で話してくれる有り様でした。
(多分、タヴェルニエ氏とイタリア語で話した初めての日本人では
ないでしょうか)
その後、私はサラリーマンを辞め、イタリアに留学しさらに
イタリア語を勉強し、バイクのレースの世界の片隅で一日中
日本語、イタリア語、フランス語、英語を話すような日々を
送るようになり、浮き沈みはあるものの部分的な成功と
一定の評価を得ることに成功しました。
一方タヴェルニエ氏はベルリン映画祭でグランプリを獲り、
その後も創作意欲が衰えることなく、作品を発表しています。
もし、私がタヴェルニエ氏と三度目に会うときは何が集中し、
そして拡散するのか、何が生まれ、何が壊れるのか、様々な
進化と深化を遂げてどんな言葉が咆哮するのだろうか。
お楽しみはこれからだ。
いつものようにチャンネルを変えていたら、見覚えのある顔を見る
ことになりました。
たまたまNHK教育のフランス語会話を目にしたのですが、
この番組の文化人や有名人のインタビューに
ベルトラン・タヴェルニエが出ていました。恐らく新作のある種
のプロモーションを兼ねてのものだと思いました。
私はこの映画監督と過去二回会ったことがあります。
一回目は私が16歳の時。彼の「田舎の日曜日」”dimanche a la
compagne"の上映会が名古屋の千種の河合塾であり、
この上映の後、彼を含めてティーチインが行われました。
色々な話が聞けたのですが、その後、彼に握手を求めに
行き、彼もそれに応じてくれたのですが、その時に「merci」
と言われたのですが、当時の私はその程度のフランス語もわか
らずに(今の私を知っている人には理解できないかもしれま
せんが)英語で「thank you」と答えていました。
二回目は私が私が22歳か23歳の時。フランス映画祭横浜に行った
時のこと。
この映画祭で彼の「L627」が上映され、場所を変えて、やはり
お話する機会に恵まれました。
この時に私はじっくり話すことができたのですが、最初に会った
時に「merci」と言われたのに、それがわからなかったこと。
それが理由で大学の第二外国語にフランス語選んだこと。
ところが、その後に始めたイタリア語の発音やイントネーション
が名古屋弁に似ているので、イタリア語の方が上手くなってしまっ
たこと、「ラウンドミッドナイト」に大変感銘を受けたこと
などを話したら、大変喜んでくれて、私に合わせてイタリア語
で話してくれる有り様でした。
(多分、タヴェルニエ氏とイタリア語で話した初めての日本人では
ないでしょうか)
その後、私はサラリーマンを辞め、イタリアに留学しさらに
イタリア語を勉強し、バイクのレースの世界の片隅で一日中
日本語、イタリア語、フランス語、英語を話すような日々を
送るようになり、浮き沈みはあるものの部分的な成功と
一定の評価を得ることに成功しました。
一方タヴェルニエ氏はベルリン映画祭でグランプリを獲り、
その後も創作意欲が衰えることなく、作品を発表しています。
もし、私がタヴェルニエ氏と三度目に会うときは何が集中し、
そして拡散するのか、何が生まれ、何が壊れるのか、様々な
進化と深化を遂げてどんな言葉が咆哮するのだろうか。
お楽しみはこれからだ。
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